昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

『旦那を叱る』その後とM病院レポート 

◎7月6日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:00頃

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朝7時出勤、夜10時半帰宅、連続10日〜2週間勤務なんて勤務形態が、自分にも子どもたちにも良いはずはない、何とかしなくては、と昨夜、旦那を叱ったわけだが(^_^;)、その後日談。

星空掲示板には、旦那が気の毒ではないか、という書き込みがいくつも来た。
確かにその通りなのだ。
毎晩帰りが遅いのも、休みを充分にとれないのも、決して本人のせいではない。(とはいえ、いくらかは、本人が進んで抱え込んでいる部分があるな。人に苦労させるよりは、自分が苦労する方が良い、なんて考えちゃう人だから・・・苦笑)
で、私としても、そういう状況でなんとか子どもたちと接触を持てる方法はないかと考えた。
思いついた対策は、以下の通り。


1.週に1度は休みを取る。これから盆商戦に入るので、休めないことも想定されるが、その際は、必ず週に1度くらいは明るいうちに帰ってくる。
そうしないと、昇平と遊べないから。

2.休みの前日などに職場からお兄ちゃんに電話をする。
もっと頻繁にお兄ちゃんに電話してもらうことも考えたが、かえって「今夜も帰りが遅いの〜?」とがっかりさせそうなので、もらって嬉しい電話の時だけかけてもらうほうがよいのでは、と。
そうすれば、お兄ちゃんも前の晩から翌日を楽しみに待てるようになるし、父本人が明日は休みと言うのだから、ドタキャンも起こらないだろう。

3.お兄ちゃんがお父さんにクイズを出す。
メモに難しいクイズを書いて、父の目につくところに、メモばさみで留めておく。
明日の朝までに、メモの裏に答えを書いておくように、と。
これならば、父と子で一緒に遊ぶことになるし、朝の短い時間にも、2人の会話のネタが出来る。

ちなみに、第1回目のクイズはこんな問題。
  「くずすと金属に変わる紙はなんだろう?」
それに対して旦那が書いた回答。
  「わからん! ヒントおくれ。」

ね? 悪くない雰囲気でしょう?(笑)


旦那のほうでも、自分の部署に人員を増やしてもらうよう、店長と掛け合ったらしい。
もともと、人を増やすと約束しておきながら、ずっと反古というか、保留にされてきていたので、増やしてくれないなら、今やっている仕事の規模を縮小せざるを得ない、と迫ってきたらしい。
ホント、声を大にして訴えないと、いつの間にか、いいようにサービス労働させられちゃうんだからね〜・・・(-_-メ)
今度こそ、本当に人員増になると良いな。
それこそが真の解決法だから。

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ところで、今日の午前中はM病院へリタリンをもらいに行ってきた。
先生が午後から出張だというので、今回も昇平は連れていかなかった。もう1ヶ月くらい観察してもらっていないので、次回はぜひ連れていこうと思っているが。

この2週間の変化を報告。
今回は、とにかく、話を聞き取る力や、周囲の言ったことへの反応が良くなってきたことが一番の変化だった。
その結果として、情緒が安定してきて、パニックも多動も減ってきたようだし、先生たちの指示にも従えるようになって、少しずつだが、集団行動にも参加できるようになってきた。
お友だちとも、少しずつ関わりが深まってきて、叱られているお友だちをかばったり、お友だちとモノをとりっこしてケンカしたりする場面も見られるようになってきた。(「それはよいことですね」とY先生も喜んでいらした。)
シール作戦で踊りの練習やトイレをがんばるようになってきたことを報告すると、興味深そうにメモを取っていた。今までは、シール作戦を試してみたくても昇平がルールを理解していなくて、出来ないでいた話をすると、「それもやはり言葉の理解が進んで、反応が良くなったから出来るようになってきたんですね」と言われた。確かに。
体が大きくなってきたことも話した。
・・・・・・そういえば、体がぐんと成長を始めるのと、言葉の理解が進んだのは、時期が同じような気がする。
体の成長に会わせて、脳も発達するから、成長と共に障害が軽減することがある、というようなことを効いたことがあるが、確かにそういう部分もあるのかもしれない。
体が大きくならなくても、脳だけはしっかり成長している、ってことだってあるだろうけれど・・・(^_^;)

「ようやく、本当によい感じに成長してきましたね」とY先生がホッとしたようにおっしゃったのが、印象に残った。
私がこんな性格だからか、先生が私に具体的な生活の仕方など指導して下さることはほとんどないのだけれど、一緒にこんなふうに成長を喜んでもらえると、とても嬉しいし、こちらも力が湧いてくる。
主治医の大切な仕事は、子どもの治療と、家族、とくに母親の精神的サポートだという。
たしかに、私もしっかりサポートしていただいているのだ。(笑)

ただ、リタリンの飲み忘れると、どうしても、その翌日から1〜1.5日ほど、不安定な状態(薬の切れたときの反動が強まる)が続くので、薬はもう少し続けなくてはなりませんね、と言われた。
そんな話が出てくる、と言うことは、薬を飲まなくても良くなる日も、将来に見え始めている、と言うことなのかもしれない。

[00/07/07(金) 06:02]

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