昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

ガードのアイディア

◎9月21日の記録 

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:30頃
 
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保育園にお迎えに行ったら、久しぶりにガードの練習の様子を教えてもらうことができた。ガードとは、運動会の時に昇平たちがする、大きな旗を持った演技のこと。

一応、練習には参加しているし、立ち止まって演技するところでは、先生が少し離れても大丈夫になってきているらしい。
ただ、皆について行進していく場面になると、「○○くんの後について歩いていってね」と言われていても、その「○○くん」がどの子か分からいようで、ふらふらと列から離れていってしまうので、その場面では先生がそばから離れることが出来ないのだ、と言う。
そこで、「○○くんの背中あたりに、リボンか何かで目印を付けてもらうことはできませんか?」と言ってみた。
昇平は人の顔を覚えるのが大の苦手だから、すぐには○○くんの顔を覚えることが出来ないのだろう。
しかも、大勢の中での自分の位置を把握する、というのも苦手なようだし。(空間認知の弱さ?)
だから、目印を見ながら、それについて歩く、と言うことにすれば、すんなり自分のポジションを理解できるかもしれない。
家に帰ってから、目印は背中ではなく、リボンのたすきか何かで全方向から見えるようにした方が良いかも、とも思いついた。
その方が、どこからでも昇平に○○くんを意識させることができるし、折に触れ「この子が○○君だよ」と教えてもらえるようにすれば、自分でもたすきを目印に○○くんの顔を確認し、やがて、たすきなしでもその子の顔で認識できるようになるかもしれない・・・ということが期待できると思って。

また、ガードの旗の演技をするとき、旗の棒をどうしても片手だけで持ってしまうので、旗がふらついてしまい、うまく構えられないのだ、とも先生から教えられた。
右手を意識させると、左手の方が離れてしまい、左手に注意を促すと今度は右手の方が離れてしまう、という具合らしい。
そこで、それも棒の右手と左手の位置に印をつけては? と言ってみた。
ビニールテープか何かを棒の2箇所に巻いて、その場所を右手と左手で持つんだよ、と言えば、一度に両手に注意が向くような気がするのだけれど。
このアイディアはすぐに実行できます、と先生も言っていた。

先生や本人の努力のおかげで、大分進歩してきたようなガードの練習だが、やはり、昇平自身の持つ弱さで行き詰まっている部分が出ているみたいだ。
うまくそれを乗り越えていってくれると良いのだけれど・・・。
本番は、10月7日だ。

[00/09/22(金) 05:54]

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