昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
公園へ遊びに行く
◎10月15日の記録
リタリン 1回目 9:00 2回目 13:30
☆★☆★☆
日曜日。
久しぶりに何も予定のない日。
空は薄曇り。暑すぎず、寒すぎず、風もほとんどない。
絶好のお出かけ日和、と町内にある希望の森公園まで遊びに行った。
メンバーは、私と昇平とお兄ちゃん、そして、ちょうど遊びに来た甥っ子のFくんの4人。
公園は車で10分ほどの小高い山の上にあり、町民にはなじみの場所。
子どもたちも幼い頃から何度も遊びに来ているが、夏の猛暑に秋の長雨が続いていたので、ずいぶん久しぶりのような気がした。
季節柄、芋煮会に来たグループの姿も見かけられた。
今日あたり、東北地方のあちこちの公園や川原では、芋煮会が行われていたんだろうな・・・。(^^)
芋煮会とは、グループで鍋や薪、野菜や豚肉(山形では牛肉)を持って野外に出かけ、たき火を起こし、その上で豚汁を作って、飲んだり食べたりする、東北地方の伝統的なアウトドア・レジャー。
最近ではバーベキューをする人たちも多いけれど、やっぱり、里芋やキノコ、根菜や白菜がたっぷり入った豚汁を、ふうふう言いながら食べて、喋って、野外の空気を胸一杯吸うのは、とてもおいしくて楽しい。
芋煮会のない地方に住んでいる皆さん、うらやましいでしょ〜?(笑)
・・・おっと、脱線。(^_^;)
えーと、とにかく、芋煮会に来たグループを横目に、私たちは目的のアスレチックへ。
アスレチックといっても、平面上に遊具が並んでいるのではなく、山の斜面を利用して、山ひとつ全部をコースにしてあるもの。(といっても、そんなに長大なコースではないが)
最後は全長60mのジャンボすべり台を滑って下におりてくる。
お兄ちゃんとFくんは、もう大きいので、2人ですいすいと斜面を登り、アスレチックをこなしていく。
私と昇平は、後からマイペースで。
実は昇平、以前にはこのコースをかなり勇敢にこなしていたのだ。
お兄ちゃんが出来るものは自分もできると信じ込んでいて、どんなに高い遊具でも、どんなに不安定な場所でも、恐れる様子もなくどんどん上ったり、渡ったりしていた。
その度胸の良さには、見ている大人の方が、はらはらするほどだった。
ところが、今回、久しぶりに行ってみて驚いた。
昇平が、アスレチックを怖がっている!
高さを見て尻込みし、遙か下に地面が見えるような遊具を恐れる。
かろうじて、母に「大丈夫だよ」と励まされて、下にネットが張り渡されている、絶対安全な遊具を2つ3つ、こなしただけ。それも、とても慎重に渡っていく。
これを見たとき、つくづく感じた。
今までは「怖い」ということを感じなかったのだな〜、と。
つまり、状況がよく理解できていなかったから、高いところは怖い、危ない、というのが、分からなくて、それでどんなに高いところでも無心で渡っていくことが出来たのだ。
アスレチックが出来なくなってしまった。
これは、行動的に見れば退行現象に感じられるかもしれない。
でも、現実には、本人の認知能力が発達した、という証拠で、またひとつ成長した証なのだ。
思わず「大人になったんだね〜」と言ったら、
「おとなになった?」と、不思議そうに、ちょっと嬉しそうに繰り返していた昇平だった。(笑)
☆★☆★☆
ちなみに、公園に行って、子どもたちは大分くたびれたようだった。
お兄ちゃんは「疲れた〜」を連発していたし、昇平は、夜になって、異常にハイな状態になっていた。
やはり、昇平は疲れるとと多動がひどくなるのだ。
・・・なお疲れるだろうになぁ。(^_^;)
[00/10/16(月) 09:40]