昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

トイレでウンチができた!!!

◎12月16日の記録

 リタリン  1回目 8:40  2回目 13:30
 
   ☆★☆★☆

とてもとても嬉しい報告がある。
昇平が、ついに我が家のトイレでウンチに成功したのだ!!!

昇平はず〜〜〜っとトイレでウンチすることができなかった。
1年近く前に一度だけ成功したことがあったけれど、それっきり。おしっこはトイレですることができるようになってきたのに(それでも時々間に合わなくてもれることがあるが)、ウンチだけは頑としてトイレでしたがらなかった。
「ウンチはどこでするものなの?」と聞くと、本気か冗談か分からないが「パンツの中」と答えていたほど。(^_^;)

   ☆★☆★☆

保育園では、もちろん昇平のトイレット・トレーニングに力を入れてくれた。
通常の訓練ではなかなかうまく行かないと分かると、今度は食べ物から環境を整えてくれた。
つまり、食べる量が少ないから、そして、繊維の多い野菜などをほとんど食べないから、便が堅くなってうまく出ないのだろう、と考えて、まず給食指導に力を入れてくれたのだ。
昇平がなかなか給食を食べたがらなかったのは、この日記でも以前ずいぶん報告したが、ある時からついに給食を食べられるようになり、量も少しずつ増え、最近では苦手な野菜にもずいぶん挑戦できるようになってきた。
先日などは、今まで一度も食べたことがなかったゆでトウモロコシを、とても長い時間かけて食べきってきた。
「これだけ食物繊維をとったから、明日はウンチが出るかもしれませんよ」とまき子先生が笑っていたが、はたして翌日、保育園のトイレで大きなウンチをすることができた。

そう、昇平は保育園のトイレでならウンチができるようになっていたのだ。
保育園の先生方の努力には、本当に頭が下がる。
はじめは、ウンチが出たそうになったときに便座に座らせ、りきむ練習から始めてくれた。出なくても、「上手にりきめたね」と努力したことを誉めてくれた。
決まった時間にパンツにウンチをしてしまうことは、かなり長い間、大目に見てくれていた。
無理にトイレに連れていっても、便意を我慢して、その後ひどい便秘になることが多かったので、まずは規則正しい排便のリズムを・・・と見守ってくれていたのだ。
その頃までは、本当に、毎日7枚も8枚もおもらししたパンツやズポンを洗濯に持ち帰ってきたものだった。

やがて、りきむのもだいぶうまくなり、本格的なトレーニングが始まった。
出るまで頑張ろうね、と先生がトイレで昇平の手をつかんで一緒に気張ってくれる。
頑張って、頑張って、頑張って・・・・・・ある日、とうとう、ポチャン、とトイレの中にウンチが落ちた。
信じられないような顔をする昇平と先生とで、トイレの中で大喜びしあったのだという。
その時から、昇平は、保育園のトイレでならウンチを成功するようになってきた。(でも、いまだに時々失敗はするけど。)

   ☆★☆★☆

さて、まき子先生に「トイレット・トレーニングは園と家庭の両方で同時に進めないと、なかなか効果が上がらないんです」と言われて、家のトイレでもウンチをさせようとしたのだが、これがまったくダメ!
ちょっと気張る真似をしただけで、「あれ? あれ?」「でないよ」と言って、すぐに便座を下りてしまう。いくら引き止めても出てこない。
あげくに便意を我慢するから、週末明けにはいつも便秘。保育園のトイレでなんとか便秘解消をしてもらっている始末だった。
ところが、ある日、まき子先生に教えられた。「15分くらい粘ると、トイレでウンチが出るんですよ」

15分!

さすがに、私もそこまでは粘っていなかった。
そんなに長時間無理強いさせたら、かえってトイレに行きたがらなくなってこじれるのじゃないかと思っていたから。
でも、保育園では実際に15分くらいかけてウンチをしていることが多いという。
それならば、少しくらい長時間になっても大丈夫だろう、と判断して、試してみることにした。
タイミングがなかなかつかめなくて、いつも、気がつくとパンツにおもらしされていたりしたけれど、今朝、ちょうど出たそうにしているのに気がついて、トイレに急いだ。
いつものように「あれ? あれ?」「出ない〜」「3回(りきみを)やったよ。おわり」なんて、いつものように言っていたけれど、今朝の母は違っていた。「出るまで頑張ろうね」と譲らなかった。
それを感じたのだろう。昇平も抵抗しつつ、だんだんあきらめ顔。本気で気張ろうという気配が見えてきた。
・・・が、そこで朝は時間切れ。保育園に行く時間になってしまい、しかたなく、後は先生たちにお願いしておいた。

園ではトイレで少し出たという。量が少ないので、本格的にまた出るかも、と思った。
帰りにスーパーに寄ったら、昇平が「しょうへいくん、ゲーム見てる」と言い張る。
彼はよく、ゲームコーナーで好きなゲーム機を眺めて楽しんでいるので、母はその間、自分の買い物をしていた。
すると、昇平の大きな呼び声。「おかあさーーーん!! おかあさーーーん!!」
何ごとかと飛んでいくと、昇平がよちよちと寄ってきて「ウンチ出た」。
ひえ〜〜〜!!!
幸い、園から着替えを入れたバッグを持ち帰っていたので、トイレで着替えをさせたのだけれど、ズボンを脱ぐときに(昇平が)さわってしまって「指がきたなくなっちゃった!」「きたないよ」「くさいよ」と大騒ぎ。(^_^;)
「そう。汚いね〜。だから、ウンチはトイレに出さなくちゃならないんだよ」と言い聞かせた。

それに懲りたのだろうか。
家に帰って遊ぶうちに、急に「ウンチ出た」と報告。
トイレに連れていくと、少しパンツにもれていた。
まだ出そうだな、と思ったので、また頑張らせた。今度こそ、15分かかる覚悟で私もおつきあい。
すると、5分くらいしたところで・・・出た! 出ました!!
小さいのが2個と、短いバナナ形のちゃんとしたウンチが!!!
いや〜、本当に嬉しかったですね。
昇平もとても嬉しそうな顔。
まき子先生と昇平が園のトイレでしたように、私たちもトイレで大喜びしてしまった。

その後も、少しパンツに失敗しながらだが、さらに2回、トイレでウンチが出来て、これは確かに成功した様子。
自分でも、少し自信がついてきたみたい。排便のりきみ方がスムーズになってきて・・・・・・。
夜寝る前には、「がんばりシール表」に特別2枚シールを貼らせた。園でウンチが出来た分と、家のトイレで出来た分。
たくさんシールを貼れて、昇平は満足そうに表を眺めていた。

昇平、まもなく5才4カ月。
どうやら、今度こそ本当にトイレット・トレーニングが成功しそうです。

[00/12/17(日) 07:45]

[表紙][2000年リスト][もどる][すすむ]