昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
心にブレーキを作りたい
◎12月28日の記録
リタリン 1回目 8:20 2回目 12:30
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昇平がお友だちを鉛筆で刺した。
と言っても、傷にはならずに、眉間のあたりに鉛筆の色がついた程度のものだったのだが。
刺したと言うよりは、鉛筆で切りつけた、という感じだろうか。
その子たちはその時ケンカをしていて、その場にちょうど先生が二人とも居合わせなかったのだという。
ケンカに興奮した昇平が、お友だちに鉛筆を刺そうとし、彼らはあわててトイレ掃除をしていた先生のところへ逃げていったのだが、その時にも昇平は鉛筆を持って後から追いかけていたらしい。
大事にいたらなくて、本当に良かった、と思う。
もちろん、その後、昇平はみっちり先生に注意されたし、私もその話を聞いて、昇平に、そんなことをしてはいけない、と言い聞かせた。
けれども、普段の状態でなら、昇平は「鉛筆を人に刺そうとしてはいけない」とちゃんと分かっているのだ。
でも、ケンカなどを見て、興奮してしまったときに、自分で自分を押さえることができなくなってしまう・・・。
事前にいくら言い聞かせても、これはどうしようもない。(もちろん、まったく無駄ではないけれど)
まき子先生の言うように、その場ですぐに止めて、注意していくしかないのだ。
最近では、泣いている子に乱暴することも滅多になくなり、情緒的に安定してきた、と思っていた矢先だけに、私たちにも先生にもショックな出来事だった。
どうしたら、そういう場面で踏みとどまれるような力を育てることができるだろうか。
彼の心の中に、ブレーキを作ってやりたい。
心底、そう思う。
[00/12/29(金) 07:15]