お菓子作り

◎１月２８日の記録

　リタリン　　１回目　10:00　　２回目　14:30
　
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日曜日なので、子どもたちは朝寝坊。朝食もリタリンも遅くなった。

前の日から「クッキーとチョコレートケーキを作ろう」と昇平が言っていたので、朝食後、お菓子作りにとりかかる。
とは言っても、材料が充分にない。夜に急に言われたので、買い物できなかったのだ。
外は大雪で買いに出かけたくないし・・・。
と言うことで、まずは材料チェックから始めた。

クッキーは、以前買っておいたクッキーミックスというのがあったので、それでＯＫ。
ケーキの方は、粉や卵はあったけれど、チョコレートがない。生クリームもない。ココアパウダーもない。う〜ん、どうやってチョコレートケーキに仕上げようかな。
ふと、パンに塗るチョコレートクリームのチューブに目に留まった。うん。これで行くか。

クッキーは生地作りから昇平と一緒にやった。
柔らかいサブレタイプの生地だから、昇平にも簡単に手で丸めて伸ばせる。それを好きな型で抜いていった。子どもは本当にこういう作業が大好きだ。
すると、昇平がクッキーに「しょうへいくん、おめでとう」と書いてくれ、と言いだした。
何がおめでとうなのかな〜？　と思いながらも、竹串でクッキーの表面に言われたとおりに書いてやった。

クッキーをオーブンに入れたら、今度はケーキ作り。
昇平はクッキーを作ったので、ひとまず満足したらしく、しばらくその場を離れていった。
その間に、卵を泡立て、粉を混ぜ・・・この作業は、子どもがいない方がスムーズに行く。今のうちに〜。（笑）・・・クッキーが焼き上がり、代わりにケーキをオーブンに入れたところで、昇平が戻ってきた。
「チョコレートケーキは？」「今焼いてるよ」
昇平、目を丸くして、オーブンの中をのぞき込んでいた。

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ケーキが焼けた後、完全に冷めるまで時間がかかるので、外で雪遊びをした。
お兄ちゃんは友達の家に遊びに行っていて留守。
二人で雪だるまを作ったり、そりコースを作って、昇平の乗ったそりを母が引っぱったり。
あ〜、運動不足だわ。体がよく動かない。(^〜^;)

やがて、雪遊びにも満足したのか、昇平が「お家に入る」と言いだした。
中に入って、いよいよケーキの仕上げ。
スポンジケーキを半分に切って、シロップを塗って、チョコレートクリームを塗る。
昇平もここは喜んで手伝った。
チョコレートを絞り出すところは、母に手伝うな、と言って、自分だけでやりたがっていた。

出来上がったケーキは、スポンジがちょっと固いし（どうやら、タネをこねすぎたらしい）、チョコクリームの味も今いちだったけれど、昇平は大満足。ケーキの上や回りにクッキーを飾り付けて、自分のバースデーケーキだと言った。
なるほど。だから「しょうへいくん、おめでとう」だったのね。
君の誕生日は８月なんだけど・・・ま、いいか。（笑）

ケーキを、遅い昼食代わりに食べた。う〜ん、甘い。う〜む、固い。(^_^;)
でも、昇平は大満足の様子で、いつになくバクバクと平らげていた。
自分で作ったケーキだもの、味わいひとしおなんだろうね。
夜にもまた、もう一切れ食べたくらいだから、よほどおいしかったらしい。

昇平と、こんなふうにまともにお菓子作りをできたのは、初めてのことだった。
一緒になって混ぜたりこねたり、型抜きしたり・・・。
言われたとおりにお菓子を作っていく昇平の様子に、うん、またひとつ大人になっていたな、と感じていた母だった。

[01/01/29(月) 05:58]