昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

お泊まり保育・2

◎7月13日の記録

 リタリン  1回目 8:10  2回目 12:30
 
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昇平は通常保育の後、お泊まり保育を体験した。

朝、起きたときから「今日はお泊まりだぞ」という意気込みが見えていた昇平。
園から渡ってきたスケジュール表を広げ、どんな内容がならんでいるかを再確認していた。ついでに、夕食と朝食のメニューも再チェック。
前にこれを使って「お泊まり保育ごっこ」をしたのは大正解だった。おかげで昇平はほとんど不安がることもなく、お泊まり保育当日を迎えたのだから。

登園の車の中にまでこのスケジュール表を持ち込んで、鉛筆片手になにやらブツブツ言っていたので、あとで見てみたら、献立表のメニューに丸印がついていた。
以前、お泊まり保育ごっこをしたときに、昇平は「カレーライス、トウモロコシ、スイカ」には○をつけ、「マカロニサラダ、麦茶」には×をつけていたのだ。そう。彼の好きなものと嫌いなもの。ご丁寧に、下の方には「○ほしい、×いらない」とも書いてあった。
ところが、この朝、昇平は×をつけたマカロニサラダや麦茶まで丸印に直し、「×いらない」という一文も線を引いて消していたのだ。
どうやら、今夜の夕食時には苦手なメニューも頑張って食べるぞ、という決意表明だったらしい。
ほほぅ、と感心してしまった。
確かに、昇平は積極的にお泊まり保育に参加しようとしているのだ。
お泊まりの体験は子どもを大人に成長させる、と言うけれど、こんなところからすでに気持ちが大人になってきているんだ、とすごく感心してしまった。

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園に送ると、昇平はもうやる気満々。
「行ってきます!」と元気に行って、私を振り向くこともなく教室に上がっていってしまった。
担任のみお先生が出迎えに立っていて、「お母さん、大丈夫ですよ」ともう一度言って下さる。
こうなったらば、もう何が起こってもいいと、どんと先生方にお任せすることにした。
おねしょと夜泣きと、夕方薬が切れてからのハイテンションが心配だったけれど、それもきっと何とかなるだろう。
まっ、先生方は苦労なさるかもしれないけれど〜、それもお泊まり保育にはつきものの苦労だろうから。(笑)

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仕事を終えて、夕方まっすぐ家に帰る。
保育園にお迎えに行かないでいい、というのは、楽だけれど、何とも手持ちぶさたな気分。
昨日は「明日は昇平がいないから平和だな」なんて言っていたお兄ちゃんが「昇平がいなくて淋しい」を連発していた。夜の時間帯、ふたりはほとんど一緒の部屋にいたのだから、昇平の不在が一番応えていたらしい。
旦那は夜10時半過ぎに帰宅したが、子どもたちが寝ている部屋を覗いて、きょろきょろ探しているものだから、思わず「何をお探し?」と聞いてしまった。(笑)
もう〜、朝出勤する前に、今日は昇平のお泊まり保育だって教えておいたじゃないのよぉ。困ったお父さんだこと。(^_^;)

夜中になっても、保育園から電話はかかってこなかった。
どうやら無事に寝られたらしい。
今朝(7/14)は朝8時にお迎えに行き、閉会式にも一緒に参加してくることになっている。
さて、昇平はどんな顔していることだろう。
楽しい体験がいっぱいできたかな?
今からとても楽しみに思っている。

[01/07/14(土) 05:43]

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