昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
お泊まり保育・3
◎7月14日の記録
リタリン 1回目 7:30 2回目 12:30
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昇平はお泊まり保育で楽しく過ごせたらしい。
朝8時に、閉会式に合わせてお迎えに行った。
子どもたちはすでに椅子に座ってホールに並んでいた。どの子の顔も輝いていて、はしゃぎ気味。きっと、一晩親から離れて過ごせたことが、とても自慢なんだろうな。
昇平も椅子に座っていたが、私を見つけると、たちまち駆け寄ってきた。朝食後、薬は飲んでいるはずなのに、全体の浮き立った雰囲気に影響されたか、それとも本人の気持ちが最高潮だったからか、見ていて本当に落ち着きがなかった。(^_^;)
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親やたくさんの職員の見守る中、子どもたちに「賞状」が渡された。ハム太郎の台紙に、メッセージと初日の集合写真を貼り付け、首から下げられるようにしたもの。どの子も嬉しそうにその写真を眺めていたが、昇平は、もらったとたんまた私のところに駆け寄ってきて「おかあさーん、みてー! ぼく、がんばったよー!!」と言った。
他の子たちがちゃんと椅子に座る中でそういう行動をとられたので、こちらとしてもちょっとヒヤリとしたけれど、「うん、よくがんばったねー」と頭を撫でて上げることができた。とにかく、自分で「がんばった!」という実感があるんだよね。だから、母に教えたくてしかたなかったんだよね。(*^^*)
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その後、親も入って全員で集合写真を撮って、閉会式は終了。子どもたちを玄関で受け取って、そのまま帰宅となった。
そこで担任から昨夜の様子を聞くことができた。
やはり、夕方になって薬が切れると、行動が落ち着かなくなり「指示が入らない状態」になったらしい。
ものすごいハイテンションだったらしい。やっぱりね・・・(^_^;)
それでも、他のお友だちのすることを見ながら、がんばってスケジュールをこなしていったという。
八百屋へカレーの材料を買いに行き、人参の皮をむいて切り、そうやって皆で作ったカレーはおかわりして食べたらしい。
キャンドルサービス、花火もできたし、肝試しも他の子たちと一緒にちゃんとやり遂げて、最後のごほうび(キャンディー)をもらうことができたという話。
夜はやっぱりなかなか寝なくて、よほど自宅に電話しようかと考えたらしいが(^_^;)、『この感じなら大丈夫だろう』と思って寝かしつけていたら、10時過ぎになって、ようやく眠ったらしい。
最近の昇平の就寝時間は10時過ぎ。いつも通りだったわけだ。
その件は、あらかじめ調査票に書いて先生に渡してあったのだが、まさかこれだけ行事を体験した日に、他の子たちより1時間以上も遅くまで「起きていられる」とは、先生たちも想像がつかなかったのだろう。
心配していたおねしょも、朝方一度起こされて、トイレに連れていってもらっただけで、後は全然もらさなかったらしい。う〜ん、これは大したものだわ。
翌朝は5時半頃から起きだし、「朝ですよー」と言いながら、カーテンを開けていたらしい。(母の真似?)
でも、閉会式での興奮がおさまると、とたんに疲れが出てきた。
家に帰ると、もう口もほとんどきかなくなり、ゲームやお絵かき、粘土と言った静かな遊びにひとりで熱中していた。
皆と一緒に行動するのにとても緊張しながら過ごしたのだろうから、少し休ませてあげようと思い、ゲームにもあまりうるさく口出ししなかった。
ゲームの後は、ポケモンのビデオにはまっていた。薬が効いている時の昇平が、ビデオを連続して見たがるのは珍しい。それだけ疲れてしまっていて、自分で遊びを考えたり準備したりするのが面倒だったんだろうな。(笑)
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しかし、本当に、親から離れて初めて自分だけで泊まれたのだから、昇平も成長したわねぇ!
確かに、この体験は、彼の中でひとつの自信につながっている。
そしてもうひとつ、クラスのお友だちと今までより深く繋がりを感じるようになったのも、間違いがないらしい。
どの子もこれだけの成長を遂げるから、だから、大変でも園ではお泊まり保育をするんだよね。
ほんと、ありがたや、ありがたや。
本当にお世話になりました、先生方。m(_ _)m
[01/07/15(日) 05:48]