昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
お泊まり保育・4
◎7月16日の記録
リタリン 1回目 7:45 2回目 12:30
☆★☆★☆
保育園の連絡帳から、お泊まり保育の様子について。
☆★☆★☆
心配だったでしょうが、お泊まり会を終えることができました。
みお先生からも聞いていらっしゃるとおり、13日の午後、薬が切れてからの動きは激しく、先生の指示や話は聞けず、自分の要求を言うばかりでした。
夕食もマカロニサラダは最初から受け入れることなく、一口食べるのがやっと。(注:もともとマヨネーズ味が大嫌い。ただ、保育園の昼の給食ではがんばって食べられるようになっていた。)でも、カレーはおかわりがしたくて、「お肉いっぱいのカレー!」とリクエストして、肉がいっぱい入ったカレーをおかわりして食べました。
お母さんがお泊まり会の練習をしてくれたので自信がついたのか、壁に貼ったスケジュール表を見ては、次は次はと、先に進みたくてしかたがない昇ちゃんでした。
夜も、時間はかかりましたが、泣くことなく、「お母さん」のことばも言わず寝てくれたので、本当に頑張っていたと思います。いっぱいほめてあげて下さい。
おしっこの方も、朝5時に起こしてトイレに行かせただけで、あとは失敗することもなく、これも良い機会だと思いますので、おうちでもオムツパンツが取れたら良いと思います。
いろいろ心配だったでしょうが、昇ちゃんのひとつの思いでの中にお泊まり会が残ってくれたら嬉しいです。
みち子
☆★☆★☆
保育園では昇平は常にリタリンが効いている状態にある。
リタリンが切れたらどうなるか、今回、担任たちは初めて目撃したことになるわけだ。
そう。多動になりますよ〜。こっちの指示も入らなくなりますよ〜。マイペースがひどくなって、説得するのはものすごく困難になるし、こだわりも出てきますよ〜。(笑)
リタリンを飲む前の昇平は、常にこんなふうだったし、もっともっと程度がひどくて、言い聞かせることもできなければ、基本的しつけにさえ困難を極めていたのだ。
これからの予定を知らせないと、見通しが立たなくてパニックを起こしたり、激しい拒否反応を起こしたりするのだけれど、ことばで予定を伝えても本人の中に入っていかないので、『お絵かきスケジュール大作戦』と称して(笑)、メモ用紙に走り書きの絵でこれからすることを描いて見せたりしていた。
「△△の店に行って○○を買って、それから××の店にも回って、そのあとお墓参りをして線香をあげて、そして帰宅します。」なんて具合に。
そうすると、母が外出の支度をしていても、自分も一緒に行くのだと理解できて安心していたし、次々店に回っても嫌がることもなく、「次に行くよ」と声をかけるとすんなりついてきたりしたものだった。
あの頃から比べると、今はことばでの指示がずいぶん入るようになったんだから、楽になったよなぁ。(しみじみ)
お泊まり保育ごっこでスケジュールの予行演習をしておいたのは、大正解だったらしい。
やっぱり、状況や口頭での指示から予定を理解するのが苦手だから、スケジュールをあらかじめ教えておいて、目で見える形でスケジュール表を貼りだしておくことが効果があったらしい。
だから、安心してお泊まりができたんだろうな。
昇平の対応法、またひとつ確立したみたい。(笑)
本当に、いろいろな意味で得るところが多かった今回のお泊まり保育。
昇平は園の行事を1つ1つクリアしながら、確実に自分の力を伸ばしている。
それもこれも、昇平を理解して協力してくれる先生方がいてくれるおかげ。感謝しています。
先生方、どうもありがとうございます!
[01/07/17(火) 07:15]