昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
喧嘩
水曜日、昇平のお迎えのついでに、おやつ代の集金袋を持って児童館に回り、担当の先生と少し話をしてきた。最近の児童館での様子、お帰りの際の様子・・・普段、なかなか話す機会もないので、月一度の集金は貴重な情報交換のとき。たいてい昇平は駐車場の車の中で待っているので、私も先生も遠慮なく昇平の様子を話し合える。
と、そこへ昇平と同じ交流級の女の子二人が、一番乗りで児童館にやってきた。先生と私が話をしているのを見ると、挨拶をするのもそこそこに、先生に向かって報告。「あのねー、今日、学校で昇平くんがいじめられてたんだよ!」
びっくりした先生が女の子たちから話を聞き取ってくれたところによると、児童館でも一緒のわんぱく君が、休み時間中、他の男の子たちと2,3人と一緒に昇平に雪玉をぶつけていたらしい。
とはいえ、そのわんぱく君、昇平と仲良く遊ぶこともある子。気分にムラがありがちなので、中がよいときと、仲が悪くなって喧嘩に発展するときと、割と両極端だと聞いていた。
ので、その子の名前が出てきて、逆に私は安心。「あ〜、いつものことね」と笑うことができた。
わんぱく君とは私も時々ことばを交わすのだが、根は素直で優しい子なのだ。ただちょっと、自分の要求がコントロールしにくいときがあるだけで・・・。だってまだ一年生だもんねぇ。(笑)
翌日の森村先生の連絡帳にも、前の日の記録としてその喧嘩の件が書かれていた。
そのまま転載してみる。
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今日の2時間目の休み時間に、昇平くんは雪遊びをしに一人で外に出ていきましたが、10分後、「○くんが、やめてって言っても雪をぶつけたり押したりするんだ」と言って戻ってきました。まわりで見ていた女の子も同様のことを伝えに来てくれました。
あとから田辺先生(昇平の交流級の担任)が、当事者や近くにいた子からその状況を調べてくれました。
雪合戦をしようとしていた男の子たちのところに入っていってしまった(巻き込まれてしまった?)昇平くんが、集中的に雪を当てられてしまったようです。昇平くんは「やめて」とちゃんと言っていたのに続けていたことについても、田辺先生に指導してもらいました。
その後、教室に誤りに来た子どもたちに、私からは「『やめて』と言ったらやらないこと」「昇平くんが上手に遊べなくて困ったら、すぐに先生にお話ししてほしいこと」を話しました。
昇平くんにはつらい思いをさせてしまいました。
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とはいえ、森村先生が昇平に「おこりんぼをしないで(腹をたてないで)先生にすぐに教えに来てくれてありがとう」と言うと、昇平は「仲直りしたから、もういいんだよ」とニコニコしながら答えたとか。
森村先生から「昨日のうちに(もう一冊の)連絡帳に書くべきでした。遅くなってすみません」とお詫びもいただいてしまった。
うちは、先生の負担も配慮して2冊の連絡帳を交互に使っていて、学校での様子は一日遅れで伝わってくることが多いので、たまにこういうことも起こるのだ。
でも、私としては、ちゃんと先生やまわりの子たちの目が行き届いているし、先生方が介入して子ども同士の解決も図ってもらっているし、特に心配することでもなさそうだな、と思っている。
最近やっと他の子と遊ぼうとし始めた昇平。まだまだ関わり方が未熟なので、こういうトラブルはたびたび起こっているのだろう。
トラブルを通しながら、少しずつ成長して、仲良くするやり方(というか、ちょうど良い距離の保ち方と適度な関わりの持ち方)を学んでいってほしいな、と思っている。昇平にも、まわりの子たちにも。
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ところがところが、今回はそこにまたおまけの話があった。
やはり、児童館での女の子の報告。
体育の時間中のことだと思うのだが、縄跳びをしているときに、昇平がその子のことをぶったのだという。
これまた、児童館の先生がびっくりして原因を聞くと、その子が131回も縄跳びを跳んで見せたので、昇平が腹をたてたらしい。昇平は縄跳びがまだ下手くそなので、1回だって満足に跳べないのだ。
「あらまぁ。昇平くん、悔しかったんだね」と児童館の先生が言うと、女の子もちゃんとそれは分かっていて、にやっと笑ってそのまま遊戯室の方へ走っていった。
お風呂に入ったとき昇平に聞いてみた。
「○○め〜! 131回も飛びやがって!」と息巻くものだから、それは注意。悔しくても怒って叩いたりしない、我慢するように、と言い聞かせた。
いくら注意しても、実際にそれが我慢できるようになるまでには時間はかかるだろう。
でも、親としては根気強く教え続けるしかないんだよね。
昇平。小学一年生の三学期。
お友達との関わりが増えてきて、なかなかドラマティックな毎日を過ごすようになってきたらしい。
先生や面倒見の良いお友達の助けを借りながら、うまく乗り切っていくんだゾ。
[03/01/17(金) 05:53]