昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

影絵遊び

昨夜、9時過ぎに突然昇平が「お母さん、割り箸と紙で影絵遊びしよう」と言いだした。
これからお風呂に入ってもう寝ましょう、という時間。
でも、昨日は私もなんだかんだ自分のことばかりやっていて、あまり昇平と遊んでいなかった。
ま、たまには良いでしょうと、急いでお風呂に入って、上がってきてから影絵をすることにした。

いつもは風呂場で遊び始めてなかなか上がってこない昇平が、さっさと自分で体を洗って、着替えて、一足先に2階に上がっていった。・・・と思うと、また下りてきて「おかーさん、割り箸ちゃんと持ってきてね」。
最近、昇平は母が忘れっぽいということに気がついてきているのだ。
「わかったよー」と答えると、安心したようにまた2階に上がっていった。
うーむ、母が抜けていると、子がしっかりしてくるということなのかも・・・(笑)

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さて、寝る前の仕上げ歯磨きも終えて、いよいよ影絵用の人形作り。厚紙に下絵を描いて切り抜いて、目や口も切り抜いて、割り箸にテープで貼り付けて・・・できあがったのは、もちろん、カービィ。(笑)
それから、リンゴと、男の子の人形も。
それらを昇平に預けて、母は部屋を暗くして、懐中電灯を持った。スクリーンは、押入の前に下げたロールアップカーテン。モスグリーンの無地のカーテンなので、影絵を投影するにはちょうど良いのだ。
昇平、人形を動かして影をカーテンに映しながら、お話を始めた。

 あるところに、カービィがいました。そこにリンゴが落ちてきました。
 男の子 「あっ、リンゴだ。一緒に食べよう」
 カービィ「イヤだよ。だって毛虫が中にいるから」
 男の子 「じゃ、捨てよう。ポーン(リンゴを捨てる)」
 またリンゴがありました。
 男の子 「これを食べよう」
 食べたらやっぱり、毛虫でした。「うわ〜・・・」

私は懐中電灯を掲げながら、思わず笑ってしまった。なんだかハチャメチャだけど、妙に面白い。
でも、昇平、じきにストーリィが浮かばなくなったようで、「お母さん、やって」と言ってきた。
そこで、懐中電灯をテーブルの上にセットして、私も影絵に参加した。

リンゴを懐中電灯に近づけて「大きなリンゴです!」 昇平、大受け。
逆にカーテンに近づけて「小さくなりました」 昇平、また大笑い。
男の子の人形を使わせてもらって「鬼ごっこしよう。まてー」
影絵の中でカービィと男の子を遊ばせていると、なんだか、本当に昇平と一緒に走って遊んでいるような、そんな気分になった。
影絵でやるかくれんぼというのも、なかなか面白かった。

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とはいえ、もう寝る時間なので、あまり長いことも遊んではいられない。
「また明日やろうね」
と言って、影絵遊びを終わりにした。

今朝起きたら、昇平が言っってきた。
「おかーさん、きょうはもっともっと人形を作ろう♪」
うん、作ろうね。
今度は、食べかけのリンゴとか、犬とかの人形も作ろうかな。

夜だけにしかできない影絵遊び。当分の間、親子で楽しめそうだ。

[03/05/20(火) 14:39]

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