昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

昇平の一週間

この一週間、あれこれと忙しくて、気がついたら前回の日記から5日も過ぎていた。
でも、昇平も私もすこぶる元気です。
昇平がどんな一週間を過ごしていたかというと・・・

【月曜日】
日曜参観の代休で学校が休み。昇平はお絵かきをして過ごしていた。
見せてくれたのは「チャケット・モンスター」とかいう自分で考えたゲームの絵。しかも、数枚組。(笑)
モンスターの一覧表、そのゲームのフィールドマップ、遊び方、設定画面などなど、いろいろ描いていた。
モンスターはポケモンのパロディのような感じだが、「ウーシー」「ウシーウー」「ウシヤ」なんて、ウシ型モンスターの進化形があったり、「トリサン」「トリキング」「トリジョー」なんて鳥形モンスター進化形があったり、見ていると面白い。「ペポリゴン」「ペポリゴン2」というのは、ポリゴン化したカービィ。
さて問題。「チョーウ」「チョョーウ」「チョックン」「チョョックン」(発音が難しいぞ!)と進化するのは、何の形のモンスターでしょうか?(笑)

【火曜日】
母が仕事の日なので、昇平は学校の後、児童館へ。
夜、お風呂の中で「今日はどんなことがあった?」と聞くと、「Mくんに追いかけられた」という答え。
Mくんというのは、去年同じクラスだった子で児童館でも一緒。気分の変動が激しい子で、面倒見の良いときには仲良く過ごせることもあるが、すぐに気分が変わって、昇平を邪険にしたりケンカになったりするという。ある意味、昇平のケンカ相手のような子。どうやら、追いかけられてイヤな思いをしたらしい。
昇平が「ちきしょう、Mのヤツ・・・!」と興奮しはじめたので、「そういうとき、昇平くんはどうするの?」と聞いてみた。
「Mくんに見つからないところに隠れるの」ちょっと沈んだ顔で昇平が答える。
「ふーん、そういう場所があるんだ」
どうやら、それなりに対処法は見つけているらしい。
「Mくんは昇平くんだけを追いかけるの?」と聞いてみると「ちがう」という答え。
「他にもMくんに追いかけられる子はいるの?」
「うん」
・・・Mくんも、実は発達にそれなりの課題を抱えている子。
児童館の先生方も学校の先生方も、それはちゃんと把握していて、その都度対応はしているけれど、まだまだ本人の成長を待たなくてはならないところが多いのだ。
発達に課題を持つ子同士は、なにかと引き合っては衝突することが多い。これはどうしようもないことなのかもしれないなぁ・・・。
今後エスカレートするようなことがあれば先生たちに相談しなくてはならないけれど、今のところは様子を見ていよう、と考えた母だった。

【水曜日】
学校の鑑賞教室。
『孫悟空』の影絵人形劇を観たらしい。
「すごーく面白かったよ!」
お迎えに行くと、目を輝かせてそう教えてくれた昇平だった。

【木曜日】
この日は、町内3つの小中学校の障害児学級が合同でカレーパーティを開いた。
他の学校から集まってきた子たちやその担任の先生たちと一緒に、カレーライスを作って食べる、という恒例の行事。
今年はうちの小学校が会場になっていたので、森村先生は準備に大忙しのようだったけれど、子どもたちはとても楽しかったらしい。
昇平はカレーに使うスパイスのことなど得々としゃべりながら、とても楽しくカレーを作り、おいしく食べたという。
「すごーくおいしくできたよ」「2杯も食べたよ」とニコニコしながら教えてくれた。

【金曜日】
先日の日曜参観で聞いた親子講演会の講師の先生の話がとても面白かったので、その先生の絵本をネットで注文したのだが、届いたのを見てみると、中には昇平の苦手な甲虫類の絵がいっぱい。(昇平は最近テントウムシが苦手なのだ。図鑑でニジュウヤホシテントウのポツポツ模様を見て「きもちわるい!」と思ったらしい。)
内容はとてもすばらしいのに、新品の絵本がお蔵入りさせられそうになったので、それくらいなら寄贈しようと、学級に持って行った。
「この前講演会でお話ししてくれたゲッチョ先生(というのが講師の先生のあだ名)の絵本だよ」と言うと、クラスの子たちがわっと集まってきた。それくらい、その先生の話は子どもにも面白かったのだ。
それで、昇平も絵本に対する価値観が変わったらしい。結局、「もう怖くなくなったから」と言って、絵本を持ち帰ってきてしまった。
う〜ん、母としては、学級に置いておいて、みんなにも読んでもらいたかったんだけどな・・・(苦笑)
でも、昇平が絵本を平気になったのは嬉しい変化だった。

【土曜日】
つまり、今日。
朝から雨降りなので、昇平はゲームをしたりお絵かきしたり。
今はパソコンで迷路作りをしている。
雨が降っても全然退屈を知らない子だなぁ、と思う。
遊び上手だよね。(笑)

[03/06/28(土) 12:21]

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