昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

やるなぁ!

今朝の登校間際の話。
洗濯物を干していたら時間がなくなってしまって、大慌ての母。
「昇平、急いで学校に出発するよー!」
車のエンジンをかけて、大急ぎで身支度を調える。
昇平はジャンパーを着てランドセルを背負って、スタンバイOKの体制でGBAをしながら待っていた。
と、突然
「あ、電池がなくなっちゃった」
あーん、もう! どうしてこう、忙しいときに面倒なことが起こるんだー。
戸棚を開けて新しい乾電池をとりだして
「はい、自分で交換してね」
ところが、古い乾電池と新しい乾電池が同じメーカーだったものだから、外した電池と入り交じって、どれがどれか分からなくなってしまった。
あうーーー!! まったくもうー!!!
「バッテリーチェッカーが必要だよ。持ってきてちょうだい」
ばたばた・・・昇平が隣の部屋へチェッカーを取りにいったが、戸棚を開ける音と共に返事があった。
「チェッカーないよ! どこだ!?」
もうもう・・・。使った後、ちゃんと片づけておかないからだよ。もういいから、適当に電池を2本入れておいて、それでつくならOKにしよう。帰ってきてからチェッカーを探して、ちゃんと確認しよう。

すると、昇平が隣の部屋からソケットに入った豆電球を持ってきた。理科の授業の教材用に買っておいた余りだ。輪になったコードをハサミで切って、端のビニールをむいて導線を出そうとし始める。
おい〜!!!! この忙しいときに何を始めるってのよ〜!!!??
そうわめこうとしたとき、ふと昇平の意図が読めた。そうか。チェッカーが見つからないから、豆電球で電池の残量を調べようとしているんだ・・・。

見ていると、昇平はGBAの外に出ていた乾電池の1本を取り上げ、導線の両端をその+極と−極にくっつけた。豆電球がぼんやり弱く光った。
「これは古い電池だ」
次に、もう一本の電池を取り上げて豆電球をつないだら、こっちは明るく輝いた。
「新しい電池だったんだね!」
思わず母が叫んでしまった。
あわててGBAの裏蓋を開けて、中の電池を1本とりだして豆電球につないでみたら、暗く光った。
「これが古い電池だったんだ。交換しようね」
時間がなかったので、母が手っ取り早く古い電池と新しい電池を交換した。
昇平がGBAのスイッチを入れると、ちゃんと画面が起動した。

理科の授業で電池や電気について教わってきたばかりとはいえ、それを実地に使うことを、とっさに思いつけるとは。
うーん。やるなぁ、昇平。

結局、普段よりかなり遅くなったけれど、学校には遅刻せずに着くことができました。
やれやれ。(;^_^A

[05/02/10(木) 08:49] 日常

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