昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

トラブル続出・1〜「泥棒さん」の再発〜

さて、昇平がまたまた問題を起こした。明るい話題を提供したいのに、申し訳ない。今日はちょっと気分が滅入ってる、という人は、もうちょっと元気がある時に読んだ方が良いかもしれない。
と、お断りをしておいたところで・・・。

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今回の発端は、先週の土曜日、義母が急に再入院になったことから始まる。前の日に突然熱を出し、病院に行ったところが肺炎を起こしていると分かって、そのまま入院になってしまったのだ。
昇平は学童で待っていて、落ちついて過ごしていたが、昼過ぎには迎えに来るはずの母が夕方まで来なかったので、ひそかに不安になっていたらしい。私の顔を見た瞬間から、また「泥棒さんって言わないで」の、例のセリフが始まってしまった。また緊張度の高い不安定な状況になると、再発するだろうと思ってはいたけれど、予想通りだった。祖母がまた入院になってしまったと聞くと、とたんに「バカ!」と一言。「そんな! イヤだよ!」と言いたかったのが、私には分かった。

その後、運動会のときほどではないものの、一日に何回か、「泥棒さんって言わないで」ということばがまた繰り返されるようになった。母の顔を見たとき、母がそばにいると意識した瞬間に言いたくなるらしい。自分で別のことを話しに来たのに、意に反して条件反射のように「泥棒さん」が出てきて、自分で口を押さえるものの抑えきれない、ということも何度もあった。「泥棒って言わないでね」と母に言ってもらって、やっと安心して、本当に言いたかったことが口にできる、という案配だった。
今回の特徴は、それが家の中だけ、母といるときだけに出てきていたこと。前回は、ドウ子先生たちにも何度も繰り返していたのだから、それとは大きく違う。ただ、たった一度だけ、補助の西尾先生に「カービィは言わないんだよね」(「泥棒さん」はアニメの「カービィ」に出てくるので、カービィも思い出したくない対象に入ってしまっている)と言ったそうで、西尾先生は「久しぶりでびっくりした」そうだ。
祖母の入院が続くうちに、その頻度がじりじりと上がってきて、頻繁になってくるのが分かった。それまでスムーズにこなしていた家庭学習(チャレンジ)を面倒がるようになった。夜寝ていても、ふと目を覚まして母を呼ぶことが増え、3日に1回か2日に1回はおねしょしない日が出ていたのに、祖母が入院した日を境に、毎晩布団をぬらすほど大量のおねしょをするようになった。本当に、見事なまでに、昇平の心理状態を表す状況だった。

[05/06/03(金) 00:59] 学校 日常

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