昇平てくてく日記3
中学校編
少しずつ大人に
今日、私は一日中、学習会のために外出していた。昇平はテストが近づいてきたこともあって、家で留守番。
夕方帰宅したら、昇平が「午前中、ちゃんと勉強1時間やったよ。午後の分の1時間はこれからやるからね」。
結局、台所に来て、夕飯の支度をする母のそばでテスト勉強を始めたけれど、しょっちゅう、テーブルの上に並ぶおかずに目移りして、「○○を味見していい?」「△△を食べてもいい?」。そのたびに「食べるのは後!」と私。……環境が良くないのはわかるんだけれど、母のそばにいたかったんだろうしねぇ。
それにしても、気が散りやすいのはどうしようもない。勉強していても、しょっちゅう他のことが気になって、おしゃべりが止まらないこともしばしば。でも、「集中がとぎれてるよ。脱線しておしゃべりした分、勉強時間を延ばすからね」と言ったら、その後は一生懸命やっていた。(笑)
二階に上がったら、あまり汚れていないTシャツがタンスの前に脱ぎ捨ててあった。
「どうしたの?」と聞いたら、「買い物に行くのに、かっこいい服で行きたかったから」。どうやら、外出するのにわざわざ着替えたらしい。へぇぇ〜、君がそういうことをするようになりましたか!
「買い物はお父さんと行ったの?」と聞いたら、「ううん、一人で行った!」とまた自慢そうな声と顔。なるほど。自分の力でできるということが嬉しいんだね。長男も大学生になって一人暮らしを始めて、ずいぶん大人になってきたと感じていたけれど、昇平は昇平で「自分ですること」を通じて大人になってきていたみたい。
子どもたちは、こんなふうにして、少しずつ大人になっていくんだろうな、と思った。
[08/09/20(土) 22:17] 家庭