昇平てくてく日記3
中学校編
「自閉症って何?」
アサクラ・タウンのトップページを眺めていた昇平が、突然「自閉症って何?」と聞いてきた。
「しましま島の男の子〜自閉症のような特徴もあるADHD児の記録」。ずーっとこのサブタイトルはあったのだけれど、今やっと、それが本人の目に止まった、というわけ。
予想はしていたけれど、本当に予想通りの自覚のしかただったなぁ。(笑)
でも、だからといって深刻すぎる感じでもない。落ち込むという感じでもない。焦って聞き出そうとしているわけでもない。
だから、こっちも時間をかけて、折を見ながら少しずつ話してきかせた。
ADHDってのはね……自閉症ってのはね……。
本人はADHDとしての実感はあまりない感じ。そりゃそうよね。薬で症状を抑えてあるし、以前に比べればずいぶん落ち着いてきたし。本人はやっぱり自閉系の特徴の方に自覚があるみたい。人とうまく話せない、とか、言われていることがよくわからない、とか、何が起きているかよくわからない――それが自閉症って障害なんだよ、と教えたら、なるほど、とうなずいていた。
でも、その後で親子でチャット練習をしていたときに、「俺は○○(自閉症)です」なんて書いてきたものだから、「こらこら、そんなことは人に言わないの」と教えた。
ほんの1メートルくらいしか離れていない場所にいるんだけれど、文字を通して教えた方が、本人には受けとりやすかったみたい。「あ、ごめん」なんてすぐに訂正していた。ふ〜ん、チャットって、案外使えるかも。
昇平、中学1年生。ぼちぼちと、自分の障害を受容中です。
[08/11/01(土) 21:31] 家庭