〔42〕期末試験
1月30日(月) 昇平はフリースクール。
私は午前中、市の自立支援協議会子ども部会の意見交換会に、市内の障害児支援サークルの代表の一人として参加。去年の6月に1回目があって、今回はその2回目だけれど、昇平のような子どもたちは障害としては軽度になってしまうので、必要な支援やちょうどよいサービスが受けられないのだなぁ、とつくづく感じてしまった。今ある枠組みの中に、もう少し手厚い支援を望みたいだけなのに、どうしてそれがかなわないのだろう。不思議だ。
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1月31日(火) 今日も朝から雪模様だったが、昇平の薬がなくなってきたので病院へ。鬱傾向は時間と共に落ち着いてきているので、リスパダールや睡眠薬の回数が減って、そちらの方面ではだいぶ安心できるようになった。
昇平にもう少し手厚い支援がほしくて、療育手帳が取れるかどうか主治医に聞いてみたが、知的障害ではないので無理です、と言われてしまった。精神障害手帳のほうは自閉とADHDで取れているのだけれど、療育手帳ほどには充実していないのだよね。ふ〜む。
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2月1日(水) 後期の期末テスト1日目。今日は体育と現代社会だった。
前の晩は不安でいたけれど、「コツコツ勉強を続けてきたんだから、きっと大丈夫だよ」と励ましたら、今朝にはとてもよい顔で起きてきて、落ち着いて登校していった。試験から戻ってきたときにも、「答えを回答欄の中から選ぶ形式だったから楽だったよ」と、ちょっと自信をのぞかせていた。
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2月2日(木) 期末試験2日目。家庭科と保健体育。私は親の会の支部例会。
ところが、福島に到着した昇平から電話。「切符を電車の中でどこかになくしてしまったから、自分でお金を払って降りたよ」という内容。事情を話せば電車賃を払わずに処理してもらえた気がするが、試験時間が迫っていたので、それで良かったのかも。先日の定期切れの時の処理を覚えていて、自分でそれができたことも偉かった。
インフルエンザが大流行中。親の会にも子どもや本人がダウンしている人が何人もいて、今日の例会はいつもより人数が少なかった。
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2月3日(金) 期末試験3日目。今日は美術1科目だけだった。
ところが、朝8時半頃にまた昇平から電話。電車がトラブルで、途中の駅で動かなくなっているという。間もなく動きそうな様子だったので、動くのを待って、駅で遅れた証明書をもらって学校へ行くように指示してから、学校へその旨の連絡をした。結局、開始時間にはに少し遅れたものの、ちゃんと試験は受けられたらしい。
何が起きるかわからないけれど、携帯の電話やメールでこうしてやりとりができるから、かなり安心していられる。
今日は節分なので、夜は昇平とじいちゃんが豆まきをした。
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2月4日(土) 期末試験最終日。今日は理科総合と情報。
ところが、朝また電話がかかってきた。今度は何事!? とあわてて電話に出たら、「もらったお金から電車代とお昼代を引くと○○円残るんだけど、それで何か買ってもいい?」。思わず体中の力が抜けてしまった。まったくもう、びっくりさせないで!
試験は無事に終了。毎日「やりとげた」という達成感にいい顔をしていたけれど、さすがにくたびれたようで、夜には「あ〜、疲れた!」と何度も言っていた。
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2月5日(日) 朝、アニメ「ポケモン」を見るために8時過ぎに起きたが、その後、疲れたと言って12時近くまで昼寝をしていた。午後もだるそうで、ビデオを観たり絵を描いたりして、静かに過ごしていた。たまに少し不安定になるが、「疲れたんだね」と言うと「そうだね」と自分で納得していて、大きく落ち込むようなことはなかった。
これで赤点にならなければ、4月まで学校は休みになる。いろいろあったけれど、よくがんばった一年だったね。
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[12/02/06(月) 20:54] てくてく日記