てくてく日記・83「普通の子どもと同じまなざしで」
柿===============
11/12(月)〜11/18(日)月:病院(定期診察)、フリースクール
火:スクーリング(国語、英語)(父:公休・眼科定期診察)
水:スクーリング(校長講話)
木:スクーリング(生物)
金:映画鑑賞会
土:お楽しみ会、T君が遊びに来る
日:T君が遊びに来る
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今週、昇平は忙しかった。ほとんど連日、朝早くからのスクーリング、さらに校長講話や映画鑑賞会もあったので、一つ一つはとても良い経験だったのだけれど、疲れてしまって、水曜日の夕方あたりから不安定になってきた。金曜日にはそれがピークに達して、解決したはずのことをまた思い出してはぐちゃぐちゃ言っていたが、夕飯後に布団に入って寝てしまい、翌朝7時半に起こされるまで12時間ぐっすり寝たら、それでようやくすっきりしたようだった。
土曜日は親の会のお楽しみ会。親子とボランティアさんの合わせて15人で、芋煮(豚汁)と炊き込みご飯を作った。鍋や釜をしかけてからは、ボランティアさんに鍋の番をお願いして、子どもたちは自由遊び、親はおしゃべり。伊達市の社会福祉協議会が手配してくれたボランティアさんなので、親のレスパイトにとても理解があって助かる。私は途中で抜けて、部活が終わってから参加するT君を迎えに中学校へ行った。芋煮汁も炊き込みご飯もほんとうにおいしくて、昇平は3杯ずつお変わりをしていた。(食べ過ぎ!) T君は結局、お楽しみ会の後、我が家に回って遊んでいき、翌日の日曜日にも遊びに来た。
最近、特徴的なのは、そんなふうに「友だち」と仲よく関わることが出来た後は、昇平が精神的にずば抜けて安定するということ。今回もお楽しみ会で楽しく過ごしT君と仲よく遊んだ後は、言うことがすべて前向きになり、人や社会の理解もどんどん良い感じに進んで行くようになった。いわく、「すべては無常だから変化していくんだよね。人も変わっていくものだから、例え今は状態が良くない人がいたって、必ず変わっていくんだよ」等々……。
一方のT君も、学校関係でトラブルが続いて、一時はかなり落ち込んでいたけれど、うちに来て昇平と遊ぶようになってからは、目に見えて安定してきたように見える。土曜日あたりからは、ジョークや茶目っ気の表情も見せるようになり、小学校時代の彼が戻ってきた気がして、本当に安心した。
我が家に遊びに来ても、私は特に何もしていないし、昇平もただ一緒にいるのが楽しいから普通に遊んでいるだけ。お楽しみ会も同様で、親もボラさんも、あの子たちをただ「普通に」見守っている。
もちろん、障害特性からさまざまなハンディは抱えているので、たとえば疲れすぎないようにスケジュールを考慮する等の配慮は必要だけれど、彼らが活動する場所においては、特別の子ではなく、当たり前の子どもとして普通に受け入れられることが、あの子たちを安心させて、先へ成長させるんじゃないか――と考えてしまった。
障害特性には配慮を。でも、受け入れるときには普通の子どもと同じまなざしで。
結局は、そういうことなのかもしれない。
(2012.11.18記)
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[12/11/19(月) 08:37] てくてく日記