1才1カ月 | ひとり歩きを始め、数日のうちにたちまち上手に歩くようになる。
転んでもめったに痛がらない、泣かない。 |
1才2カ月 | 歩くスピードが速くなり、車道などに飛び出すようになったので、目が離せなくなる。
母の後追いが激しくなり、トイレの前まで追ってきてはドアの前で泣く。
6才上の兄にライバル意識を抱くようになり、母が兄の世話をするとやきもちを焼く。
その一方で兄はさまざまな面でモデルになっていて、ことごとく兄の真似をするようになる。
好奇心が旺盛になり、引き出しや押入、戸棚から物を引っぱり出しては眺めるので、家中ものすごく散らかる。
テレビのスイッチ、クーラーのリモコン、時計のアラームスイッチなどに興味を持つ。
自分のしたいこと、やっていることを邪魔されると怒る。
ばいばい、こんにちは、などの身振りをする。
大人が相手になって遊ぶと喜ぶ。
たまにテレビの音楽に合わせて楽しそうに体を動かしていたが、あまり回数は多くなかった。
大人の言う簡単なことば(「おいで」「ちょうだい」など)を理解したが、それが通じるときと通じないときがあった。
昼寝が1日1回になる。
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1才3カ月頃 | 歩くのが達者になり、30分くらいは平気で歩き通すようになる。
手をつないで歩くのは大嫌いで抵抗する。
階段を一段ずつ上り下りするようになる。
押し車を押しながら、かなり勾配の急な坂を下る。
「アチー(熱い)」「ママー」「ジョーズ!(上手)」などを発語。しかし、語数はなかなか増えず、「ママ」の呼びかけもあまりしなかった。
絵本が好きになり、何度も読んでもらった本は、自分なりに声に出して読むこともあった。
当時気に入っていた絵本。『かおかお どんなかお』『がたんごとん がたんごとん』『じゃあじゃあ びりびり』『ごあいさつあそび』『くつくつあるけ』等。
背景とのコントラストの強い、はっきりした絵柄で、擬音やくり返しのことばの多い本が好みだった。
話しかけに幼児語を使うと理解されやすいことに気づく。「ワンワンいたね」「これナイナイしてね」等。それ以降、母は意識的に擬音、擬態語、幼児語を取り入れて話しかけるようにする。 |
1才4カ月 | 家族と遊ぶのを好む。
年末、風邪をこじらせ白色便性下痢症になる。 |
1才6カ月 | 一歳半検診に行く。体重11.1kg、身長80.5cm。発達上は特に問題なし、と言われる。
散歩中、道路わきの側溝に小石を落とすこだわりが始まる。これは3才くらいまで続いて、その後おさまった。
コップで水が飲めるようになる。
食事は手づかみ食べがメイン。(スプーンで食べられるようになったのは4才、箸が使えるようになったのは5才になってから。)
こちらの言うことが少しずつ通じるようになってきたが、相変わらず以心伝心のテレパシー的コミュニケーションの方が圧倒的に多かった。
クレーン現象がさかんになってくる。
誘った遊びになかなかのってこない。
親家族以外と目が合わないことが増える。たまに遊びに来ていた義母が、自閉症を心配する。
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1才9カ月頃 | 母の歯医者通いにおつきあい。待合室や治療室では勝手放題。少しもじっとしていないので、とても苦労する。 |
1才11カ月 | いわきのスパリゾート・ハワイアンズへ家族旅行。プールをとても喜ぶ。どんな場所にも恐れることなく挑戦。(危険や高所の認識が未発達だったため、怖さを感じていなかった。) |
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