2歳代


2才0カ月押し車、三輪車での散歩がお気に入り。(三輪車はまだこげない)延々1時間以上歩く。
兄、父が遊び相手をすると、とても喜ぶ。
スーパーに買い物に行くと商品をいじり回したり、すぐ迷子になったりする。一緒に買い物するのが大変になり、食材の宅配を利用し始める。
行きつけの公園に顔なじみの子供が増える。そばでは遊ぶが交流はなし。
母が天ぷらをしているのを見て、ままごとで真似をする。
2才2カ月風邪から呼吸困難を起こし、夜「苦シイヨォー」と訴える。
兄に「昇平くーん」と呼ばれて「はーい」と初めてお返事。しかし、呼ばれての返事は、その後もたまにしかしなかった。まともに返事ができるようになったのは6才近くになってから。
スーパーのベーカリーコーナーで、売り物のドーナツを手づかみで食べる。その後、これが何度か続いたので、「買ってから食べる」ことを根気強く教える。(覚えるまでに半年くらいかかった。)
ことばの遅れが気になってくる。図書館の本で調べ、背景に自閉的性格があるのでは、と考える。
兄の友だちに表情豊かに笑いかけるようになる。遊びの時にはよく目が合う。
2才3カ月ほんの少し目を離した隙に、家の周りからいなくなって迷子になり、警察に捜索願を出す。
積み木を踏んで泣く。「どこが痛いの?」と聞くと、不明瞭ながら「あぢ(足)いでー!!」と訴える。
数字のカウントダウンができるようになり、一日に何度も「10,9,8,7・・・」と言う。「1,2,3,4・・・」の昇順のカウントもできるようになる。
2才4カ月実家の母に舌下小帯短症かも、と言われ耳鼻科の診察を受けるが、それが話さない原因ではないと言われる。
大雪の年。連日、雪遊びを喜ぶ。
2才5カ月積み木やブロックで汽車を作る。時々大作も。
お絵かきさかん。特にテーブルの上。
数字に興味を持ち始める。
ことばがはっきりしてきて、母に分かるようになってくる。「きー(木)」「ちー(家うち)」「だー(だるま)」「シュッシュッポッポ」「ブゥー(自動車)」。たまに「あよー(おはよう)」も言う。「ジュー(ジュース)」と「ジュー(牛乳)」の二つは判別不能。
2才6カ月風呂場で浴槽の縁に立ち上がって転落。顎の下を切り、病院で7針縫ってもらう。
自己主張が日増しに強くなり、要求が具体的かつ細かくなる。母は理解するのが大変になってきたので「早くしゃべってくれ」と思う。
スーパーなどでの多動がひどくなる。一方、靴下売場のストッキングの販売促進用ビデオがお気に入りになり、毎回そこに10分以上へばりついていた。
歯医者で母が治療中、病院を抜け出して道路に出ていき、トラックや乗用車3台を停める。母は冷や汗をかく。
子供会の集まりなどに連れていくと、騒々しくてとても苦労をする。
2才7カ月実家の廊下で転び、顎の傷が開く。
どんどんことばが増える。「キーリ(キュウリ)」「ニューニュー(牛乳)」「ンゴ(リンゴ)」「アカ」「アオ」「キイロ」等の色の名前。数字を読み上げるのは大得意。
鉛筆で書いて消しゴムで消せるようになる。
食事中、テーブルについていられない。一口食べてはおもちゃ箱に走る。
公園を歩いていて、小川に落ちる。

この月の後半には、さらにことばが増える。「(ビデオが)おわったよ」「あけて」「しー(寿司)」「あんー(ごはん)」「ガー(ハンバーガー)」など。「かくちゃん、かいて(四角ちゃん、描いて)」と言ったこともある。初めての二語文。
義母が自閉症の可能性を指摘。様子を見に来るが、昇平が膝に乗ったり、一緒に遊んで笑ったりしたので、とりあえずこのまま様子を見ることになる。
2才8カ月店内で呼ぶと時々母の元に戻ってくるようになる。
公園の小川で遊んでいる子どもたちをじっと見ていて、おもむろに自分も川の中で遊びはじめる。
動物園でヤギなどに餌を食べさせて喜ぶ。
5月20日、父が梁川町に転勤になる。この後2カ月半ほど、単身赴任家庭の状態。
2才9カ月スーパーで勝手に歩き回り、母が見つけられなくなると、見知らぬ人の手をつかんで一緒に探してもらおうとするようになる。そうする相手は、たいてい母と同じくらいの年代の女性。
トイレット・トレーニング開始。「しーしー」といっておしっこをしたり、トイレでウンチをしたがることもあったが、その後失敗が続き、オムツに戻る。
2才10カ月子供会の旅行でスパリゾート・ハワイアンズへ。前夜から浮き輪をはめて、楽しみに待つ。
パソコンゲームやテレビゲームが好きになる。
2才11カ月8月2日、梁川町に引っ越し、父の両親との同居に戻る。
自分の歯ブラシを示して「しょっへいくーん」と言う。自分のものだと言いたかったらしい。「ダメ」「オワリ」その他、ものの名前をいろいろ言う。「アオイ ジドウシャ」のような形容詞を使った文も出る。
数字を1から10まで読み上げながら並べる。



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