4歳代


4才0カ月福島市のW保育園内にある子育て支援センターに、週1回の割りで通う。プレ幼稚園的な体験ができるが、昇平はお集まりが極端に苦手。幼稚園や学校に入ったら苦労するだろうと予想する。
4才1カ月母が外出したときの後追いが激しいので、絵で母の予定(スケジュール)を描いて見せたら、納得して待つことができた。以後、これを「お絵かきスケジュール法」と読んで、いろいろな場面で活用する。
4才3カ月子育て広場主催のクリスマス会をものすごく怖がる。会場が薄暗くて雰囲気がいつもと違っていたからか、未知の体験だったからか。
しかし、その10日後、町の子育て広場でも同じ先生によるクリスマス会に参加したら、とても楽しむことができた。次に何が起こるのか分かったからかもしれない。
4才4カ月発達相談会で正式にADHDと言われる。相談会の担当医だったY先生を主治医にして、リタリンの服用を決意する。
1月18日からリタリン開始。一日15mgを朝と昼に分けて服用する。

集中力が増す、会話がスムーズになる(受け答えがよくなる)、絵本を朗読する、工作に熱中する、ひとつの遊びの持続時間が長くなる・・・等の変化が変化が観察される。特に、こちらが話す内容がきちんと本人の中に入っていく手応えは、はっきりと分かった。
「てくてく日記」の連載スタート。
4才5カ月ひとりで家を抜け出し、途中で拾った小石を持って、近所のスーパーへ買い物に行く。カウンターにガムと小石を出し、レジのお姉さんに「これで買える?」と尋ね、お姉さんに「ひとりで来ては危ないよ」と言われて逃げたらしい。
子育て支援センターの集団活動に参加できるようになってくる。もっと早くリタリンを始めていれば、これまでのセンターでの体験をもっと自分のものにしてこられたのに、と反省する。
4才6カ月排泄が赤ちゃん返りし、おしっこを教えなくなる。(ウンチはもともと教えられなかった。)母が内職を始めたためと思われる。
4才7カ月保育園の年中組に入園。副担任に専門についてもらい、少しずつ集団に慣れていく。
ことばによる説明がかなり理解できるようになり、お絵かきスケジュール法を完全に卒業する。
4才8カ月こだわり行動がいくつか見られたが、全体としてどんどん園になじんでいく。
給食が食べられず、重点的に給食指導が始まる。
4才10カ月給食がまともに食べられるようになる。
4才11カ月子どもの泣き声を嫌って、パンチ、キックなどをしてしまうようになる。



戻る 次へ
あしあとへ