昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

薬の半休日

お医者様の指示で、日曜日の午前中はリタリンを飲まないで、飲んだときとの違いを比較観察することになっています。

○午前・・・8時半に起床。
薬は飲まないが、普段とあまり変わらずに生活している。
お兄ちゃんが休みなので、お兄ちゃんのゲームを眺めたり、漫画を眺めたり。
ただ、やることに統一性がない、というか、遊びが一つに集中しないので、次々と興味の対象が移り変わっていた。
この1週間のような、創造性のある遊びはあまりやらなかったようだ。

言葉の語りかけに対する反応は、薬を飲み始める以前より良くなっている。
昼前に買い物に出たのだが、なかなか外に出てこない母を待ちわびているので、おばあちゃんが「そういうときは、お母さん、早く行きましょう」って言うんだよ、と教えたところ、即座に「あかあさーん、はやくいきましょー!」と呼んで、そん反応の良さにおばあちゃんをびっくりさせた。
スーパーでも、例によって床に寝ころぶことが何度かあったが、「床に寝てダメだよ」と言い聞かせると、すぐに起きあがった。今までなら、いくら言っても寝ころんだままだったのに。

薬の使用によって、良い習慣(行動)が出来るようになると、薬が切れても、それが本人に定着するのだという。
言葉への反応の面で、さっそくその成果が表れたのだろうか?

○午後・・・1時半に買い物から戻り、リタリンを服用する。
ところが、いつまでたっても昇平の様子が落ち着かない。
興奮しているわけではないが、相変わらず興味が移り変わって、一つの遊びに集中しない。
お兄ちゃんの机の引き出しからものを引っぱり出して、部屋中に散らかしたり、お兄ちゃんたちと外に出て砂場で遊んだり。(砂場にだけは、けっこう集中していたが)
ところが、お兄ちゃんの学校の友達4人が帰ったとたん、目に見えて様子が落ち着いた。
どうやら、あまりよく知らない人たちが3人(4人のうちのひとりは毎日遊びに来ているおなじみさん)も来て、それで落ち着かなかったらしい。
一緒に遊ぼうにも、小学4年のお兄ちゃんたちと昇平では遊び相手にならないし・・・

今までは、そんな風でも子ども同士でいる方が楽しそうだったので、そのままにしていたのだが、これからは、お兄ちゃんの友達がたくさん来た時には、母が遊び相手をつとめた方がよいのかもしれない。
もちろん、本人が子ども同士の方を選んだときには、無理強いはしないが。(^_^;)

昇平は、その後もずっと安定していて、お風呂ではタオルでクラゲを作ったりして楽しく遊んでいた。
自分から「もう4。(時計の針が「4」に来ている、の意味)寝る」と言って9時半前に寝たし、夜中に泣くこともなかった。

[00/01/24(月) 06:00]

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