昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
トイレット・トレーニング
2月13日(日)の報告
リタリン 14:00の1回だけ
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最近、薬の効いている時間帯の昇平が、大分おとなしくなってきたように感じる。
今までのはしゃいだ感じが減って、
もの思う顔で、じっと何かの制作などに集中していることが多いからだ。
さまざまな生活習慣・・・今まで教えてきても身に付かなかったことがら・・・も
ずいぶん覚えてきたようだ。
例えば、トイレに入ったら水を流し、手を洗い、戸を閉めてでてくる、とか
おもちゃは最後に片づける、とか。
今、力を入れて教えているのが、排泄。
昇平はまだ、トイレでウンチが出来ない。
日中はもう、オムツはしていないので、当然パンツが汚れる。
でも、普通の子どもに排泄習慣をつけさせるようなやり方では、
昇平には成功しなかったのだ。
もよおしているようだと思ったらトイレに連れていって座らせる、
成功したらたくさん誉める。
その定石が、昇平には通用しない。
トイレに座ったとたん、緊張してしまって、いくら待っても出なくなるのだ。
30分以上ねばってもダメで、トイレから出して、パンツをはかせたら
その直後に出たこともある。
そのまま我慢してしまって、ひどい便秘になったこともある。
パンツにするのはよくない、とは分かっているものだから、
出ても教えようとしないし、出すにも、我慢に我慢を重ねるものだから、
ウサギの糞のようにちょっぴりずつ、なんてことも起こって、
1日に7枚も8枚もパンツの洗濯をする羽目になったこともあった。
おしっこのほうは、基本的には出来る。
ただ、私が在宅で仕事を始めてから、赤ちゃん返りしてしまって、
最近、教えたり、自分で言ったりしなくなったので、
態度でこちらが察して、トイレに連れていくようにしている。
そうすると、ちゃんと出来る。(たまに間に合わないこともあるが)
だから、こちらは、時間がたてばまた完全にできるようになるだろうと思っている。
でも、ウンチの場合は、まだ一度もまともに成功していないのだから、
問題はもっと深刻。
どうやら、待っていても自然に出来るようにはならないのかもしれない。
4月からは、保育園に行く予定だし・・・
と言うわけで、最近、言葉が通じるようになってきたのを利用して、
言葉で排泄習慣をつけよう、としているところなのだ。
本当は、パンツにしても怒りたくはない。
でも、あえて怒ってみせる。
「ウンチはパンツにしちゃダメ。トイレに出すんだよ」と
あえて言葉で言って聞かせる。(たぶん、それは理解していると思うのだけど)
次の時には、パンツのウンチをトイレに捨てながら、聞いてみる。
「ウンチはどこに出すんだっけ?」
「トイレ」と昇平は答える。
だけど、やっぱりまだ出る前にトイレに行こうとはしない。
一度も成功したことのないことだから、不安でいるのは分かっている。
自信のないことにはいつまでだって手を出したがらない子だから。
だから、言葉だって、なかなか話し出せなかった。
自信がなかったから。(言語能力は、もっと早くから伸びてきていたのだけど)
ウンチだって、一度まともに成功したら、きっと後は出来るようになるんだろうと思う。
自力で便座に座れるように、足台でも準備してやれば、
何でも自分でやるのが好きな子だから、きっと私に黙ってウンチをして、
得意顔で報告、なんてことも起こるような気がする。
たった一度の、その成功。
それをどうやって導くか。
あの手この手で試しているところである。
本当に、いつになったら、できるようになるのやら・・・。
昇平、現在4才5カ月。
彼のトイレット・トレーニングは、今日も続く。
[00/02/14(月) 09:42]