昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
パニック
◎2月17日の記録
リタリン 1回目 9:10 2回目 14:30
朝は、昇平がなかなか起きなくて、午後は雪遊びをしていて、リタリンを飲ませるのが遅くなった。
前回、2時半に薬を飲ませたときには、夜10時過ぎまで目がさえていて、なかなか寝付かなかったのだが、今回は10時くらいには寝た。少し体が薬になれてきた、ということかな。
☆★☆★☆
最近、薬の効果か、昇平がお利口さんになった話ばかり書いてきたが、実際にはそんなに順調なものではない。 以前に比べると楽になってきた部分が出てきたけれど、やっぱり、彼の相手をしていくのは大変。根気がなくては、とても続かない。
とにかく、自分のやりたいことや要求が通らないと大騒ぎをし、それでも聞き入れてもらえないとパニックを起こす。
と言うと、普通子どもはみんなそうよ、と言われそうだが、このタイプの子どもたちは、特にそれが激しいのだ。何しろ、相手には理屈が通用しない。自己主張が始まったばかりの1〜2才の子どもを相手にしているような感じかもしれない。
この日は、一日家にいたので、そういう場面が特に多かった。
例えば、おやつにチョコレートが欲しいといって、チョコレートはないよ、と言われるとパニック。母が掃除に行こうとすると、行っちゃダメ、と泣いてパニック。お気に入りの漫画のページを電話機についたコピーで複写して見せたら、次々にやってもらいたがり、「紙(用紙)がなくなるから、もうおしまいね」と言われると、またパニック。お昼ごはんを食べずに遊んでいるので、「食べないなら別の部屋にいなさい」と言えば、またパニック。夕方、寒くなってきた中、庭に出ていって雪遊びをしようとするので、「また明日ね」と家に入れようとすると、またパニック。夜寝る前に毛糸で遊んでいて、「もう寝るんだよ」と言えば、またまたパニック・・・etc.
母は一日中、昇平のパニックに付き合っているような気がする。(^_^;)
パニックは、自分の要求が通らないときに起こるが、特に、母が仕事をしているときに多発するので、自分をかまってもらいたい気持ちの現れなのだろう、とは思っている。
実際、昼過ぎ「外で遊ぼうか」と誘ったときには、自分の遊びに熱中していて、「いかない」「今、いかない」と言っていた。母が、自分に気持ちを向けてさえいれば、それでいいのだ。このあたりは、普通の子どもと変わりないかもしれない。
だが、何でも要求通りにしてやるわけにはいかないし、将来を考えてしつけなくちゃならないこともある。
きっぱりと要求を拒否することもあれば、妥協して少しいうことを聞いてやることもある。何か別のもので気を紛らわせることもあるし、とにかく理由を言い聞かせることもある。手を握り、抱っこして、パニックがおさまるのを待つことも。
とにかく、あの手この手。
昇平の自我が成長してくるのを待って、根気強くやるしかない。
☆★☆★☆
でも、嬉しい変化もまたいくつかあった。
着替えの時、自分でボタンをはめるようになってきた。
トイレでウンチをしようと、いきむようになってきた。1度、本当に成功したこともある。あと2,3回成功したら、ばっちり自信もつくのだが。
質問や会話の受け答えも、ますますスムーズになっている。
焦りはしない。成長を待とう。
[00/02/18(金) 08:21]