昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

2人目の保護者

◎2月18日の記録

 リタリン  1回目 9:10   2回目 13:30

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 午前中、押入を片づけていたら、お兄ちゃんが保育園時代に使った粘土が出てきた。
 午後、それを昇平に出してやったら、もう夢中。夕方まで延々遊び続けていた。

 まず、粘土の芋虫「ニャッキ」を作り、母に「赤い実(ニャッキの好物)をつくって」「トイレのセットをつくって」「つりざおつくって」と次々に小物を要求。それを使って、楽しそうにアニメの場面を再現していた。アニメのビデオをかけながら再現する熱の入れよう。(^_^;)
 要求にしても、「(トイレの)穴、まるく」とか、蓋がつくようにしてくれ、とか注文が細かいのだが、それを使って遊んでいる様子は、見ていてとても面白いので、ついつい作ってやってしまう。

 その後、だんだん造形がニャッキから離れてきて、釣り竿遊びになったり、プラスチックのカラークリップを切って組み合わせたり、と遊びが発展していった。
 小さなクリップを並べて剣を作って見せたのには驚いた。他にも、しばしば感心させられる作品が続出。やっぱり、この子、こういう方面に才能があるわ〜。
 将来、芸術方面に進むといいんじゃないかしら、なんて親バカ丸出しに考えた母だった。(笑)
 
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 ところで、この日も旦那が夕方6時前に帰ってきて、夕飯は家族全員で食べられた。
 昇平のにこにこと嬉しそうだったこと! そのまま夜まで、ずっとご機嫌だった。
 そして、8時過ぎ、お風呂の順番が回ってきたので、「昇平くん、お兄ちゃんはお父さんとお風呂に入るんだけど、昇平くんは誰と入る? おかあさんと? お父さんと?」と聞くと、「おとうさん」と答えた。
 半分遊びに夢中だったので、何度か確認してみたが、やっぱり「おとうさんと」と言う。
 では、と言うことで、すぐに旦那とお兄ちゃんにお風呂に入ってもらい、昇平を連れていった。

 今までにも、何度かお父さんたちと入浴したことはあるのだが、その度、寸前で嫌がったし、入っても、外の脱衣所に母がいることを常に確認していないと、落ち着いて入っていられなかった。
 今回もきっとそうだろうと思っていたら、服を脱がせたとたん、昇平はとことこと浴室へ。そのまま、こちらを振り向くこともなく、すんなりと父や兄と一緒になった。おや、これは、と思い、私はそのまま2階に上がったのだが、とうとう最後まで私を呼ぶことなく、着替えもおばーちゃんに手伝ってもらって、なんということなく入浴をすませていた。
 浴室では、ごく普通に体を洗ってもらったり、一緒に湯船につかったりしていたそうだ。旦那いわく「まるで、今までずっと一緒にお風呂に入っていたみたいに自然だったぞ」。
 ・・・快挙だ!

 先日の、一緒に外出した件といい、今回のお風呂の件といい、昇平にとって父が特別な人になったのは確かなようだ。
 いや、今までだって父は特別だったのだが、(何しろ、母が家を留守にするとき、昇平の子守が出来るのは旦那だけ。)今までにも増して、父が特別になってきた、という気がする。そう。「2人目の保護者」として、認識されるようになってきた、という感じだ。
 旦那もそんな昇平の変化が嬉しいのだろう。だから、チャンスを見つけては、せっせと早く帰ってきたり、休みをとったりしているのだ。
 これから、もっともっとお父さんと昇平が仲良くなっていくように、と願っている。

[00/02/19(土) 07:46]

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