昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
構造化
◎3月2日の記録
リタリン 1回目 8:00 2回目 12:30
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今日は昇平が早起きしてきたので、薬の時間もそれに合わせて早めになった。そうしたら、夕方頃薬が切れて、リバウンド。多動がひどかった。
リバウンドがひどいと、おじーちゃん・おばーちゃん、特におばーちゃんが心配顔をする。
その気持ちはもちろん分かるのだけど、長い目で成長を待たなくてはならない子なのだから、あまり気にしないで欲しいなぁ、と正直のところ思ったりする。・・・おばーちゃんの性格からして、無理な相談なのだろうけど。(^_^;)
心配して、気にかけてもらえるのは嬉しいんだけどね。
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昇平は今、折り紙に夢中。
しょっちゅう、整理棚から折り紙を引っぱり出しては、自分で折ったり、折ってもらったり、切ったり貼ったりやっている。おかげで部屋の中は折り紙と紙くずだらけ。(最近、たくさん折り紙をもらったりしたので、枚数もかなりあるのだ)
その後片づけだけでも、毎日大変。
昇平に言えば、やらないこともないが、ごちゃごちゃ箱に入れるだけなので、次に使うときにまた、探し出すのに部屋中に折り紙をぶちまけることになる。
それで、思い切ってまた、折り紙の数を減らし、大きさも、サイズ別に分けた。折り紙のしまい場所は、元から決まっていたが、それをさらに構造化させたわけ。
昇平には、自分で管理出来る数量に限界がある。
ある一定量を超えると、とたんに全体の把握が出来なくなって、無意味にばらまき、そこから目的のものを拾い出す・・・という選び方になる。時には、目的のものを見つけ出す前に、他の物に目をとられて、そちらに走ってしまうことも。
普通の子にも、その傾向は多々あるけれど、ADHDの子どもの場合、それは顕著。
脳の構造が、そういうふうになっているのだから、いくら言い聞かせても、言うだけでは効果は出ない。
というわけで、モノの量を制限し、しまい方を工夫して、出しやすく、把握しやすく、使いやすくする、というのが重要になってくる。
ちなみに、これを自閉症者の自立プログラムTEACCHでは「構造化」と呼ぶのだが、実は私は、それを知る以前からこれを実践していた。参考書は、婦人雑誌の「整理・収納特集」!(爆笑)
婦人雑誌を甘く見るなかれ。最先端の自閉症療育法に共通するものだって、しっかりあるのだ!!
構造化は、その人それぞれに合わせて行うもの。
だから、今は昇平に合わせた構造化を進めているところなのだ。
おもちゃと本はだいたい終わった。今度は、文具類に入ったところ。
まだまだやるところはたくさんあるので、先は長いのだけど・・・(^_^;)
ま、適当に肩の力を抜いてがんばっていきましょうか。(笑)
[00/03/03(金) 16:57]