昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

多動 その3

◎3月3日の記録

 リタリン  1回目 8:15   2回目 13:00

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今日は雛祭りの日。でも、男の子しかいない我が家には、あまり関係のない行事だ。(^_^;)
すっかり春めいた、暖かな一日。戸外が気持ちよかった。
午後からはお兄ちゃんの小学校の授業参観があった。

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薬を飲んだにもかかわらず、一日中、ものすごい多動。
とにかく、ひっきりなしに喋り続ける。「おかあさん、○○○」「おかあさん、△△△」「おかあさん、×××」・・・部屋にいようが、台所にいようが追いかけてきて、本を見せたり、なにかを要求したり、遊びのことをいったり、もう、行動そのものもめまぐるしく変化している。それと同時に、台所の戸棚や冷蔵庫をしょっちゅう開けては、なにかを探す。その度に私に注意される。
授業参観に言っても、やはり行動は落ち着かなかった。
体育の参観だったのだが、お兄ちゃんたちがやっている試合に混ざりたくて、自分の持ってきたボールをコートに投げ込んで走り込んでいったり、あっちこっちへふらふら歩いたり。それでも、いつもの授業よりは昇平の興味を引きやすい内容だったので、体育館の外に出ていくことはなかったが。本当は、その後のPTA総会やクラス懇談会にも出たかったのだが、昇平の状態が良くないので、出席はあきらめた。

授業参観の後、近くの公園で30分くらい遊ばせてから帰宅した。その後も小一時間庭で遊んでいたが、その後は、多動も大分おさまった。暖かくて、気分がウキウキして、多動になってしまっていたのだろうか。
それとも、午後の授業参観のために、午前中から母がバタバタとあわただしくいたので、それが精神的に影響して多動がひどくなっていたのだろうか。

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今、メアリー・ファウラーの『手のつけられない子 それはADHDのせいだった』(扶桑社)を読んでいる。
現在、著者の長男、デヴィッドくんが1才だった時の様子まで読み終えた。
当時、昇平はデヴィッドくんほどには動きは激しくなかったが、負けず劣らずの多動ぶりだったことが、改めて思い出された。夜泣きの嵐で、ほとほと手を焼いたし。私がメニエル病持ちになったのも、あの頃の育児疲れが原因だもの。(苦笑)

この本は本当に参考になることが多い。
翻訳本だが、書かれていることも理路整然としていて、あまり無駄がなく、分かりやすい。
ここで紹介されていたDSM−W(精神疾患の診断・統計マニュアル第四版)をやってみたら、昇平はみごとなまでに当てはまり、注意欠陥性多動障害(ADHD)の混合型と出た。つまり、不注意も多動・衝動性も高い値の、言ってみれば重度のADHDということ。
まぁ、そうだよねぇ〜・・・4才になってもまだまともな会話は出来ないし、友達も作れないし、人の話も聞けないし、ひどいチョロ助だし。現状を再確認、といったところ。(^_^;)
ADHDを知りたい人には、おすすめ。

[00/03/04(土) 05:59]

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