昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

「薬の休日」をやめる

◎3月5日の記録

 リタリン  1回目 9:00   2回目 13:30

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今まで、日曜日は薬効を見るためにも、午前中を薬無しにしていた。
だが、そうすると午後の薬が切れた後に多動が通常より激しくなる「リバウンド」が起こるし、その翌日もリズムを崩している感じになる。先生にそのことを相談したら、日曜日(の午前中)にも薬を飲ませてかまわない、と言われたので、今週から、薬を休まず飲ませ続けることにした。

別に、我が子を薬漬けにしておきたいわけではないのだけれど、様子を見ていると、やはり薬を休ませない方が、本人も生活が楽なように見えて仕方がない。
「リバウンド」が起こっているとき、本人は、かなりはしゃぎながら、あちこちを引っかき回したり、次々と遊びを変えていったりして、部屋中を荒らしているのだが、それが楽しくて仕方ない、と言うようには見えないのだ。もちろん、そういうことをしていれば、親や家族にも叱られるわけだし。でも、やめたくてもやめられない状態に陥っているんだろう、と思う。
それならば、本人の生活しやすいように、薬を飲ませ続けるのも、悪いことではないだろう、と思う。

先生は、半年から1年の服用を試してみましょう、とおっしゃっていたけれど、もしかしたら、もっと長い期間、薬を飲み続けることになるかもしれないな、と最近では思っている。

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薬を休まないでいると、こちらの語りかけに対して、よい反応が続く。
質問したとき、いままでは、相手の注意を喚起するように、強調した声や態度で尋ねないと、質問が受け止められなかったのだが、今日は、普通のレベルの声と態度で質問しても、すらっと自然な返事が返ってくることが多かった。
例えば、口をもぐもぐさせているので、「なにを食べてるの?」と、ちょうどお兄ちゃん相手に尋ねるような感じで聞いたら、「フライドポテト」と答えて、ほらっ、と口を開けて中身を見せてくれたり。そういう場面が、一日中、たびたび見られた。

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リタリンの副作用に、食欲減退がある。
確かに、薬の効いている昼食時には、ほとんど食べないか、食べてもほんの少し、と言うことがとても多い。それを気にして、リタリンを途中でやめる親も多いという。
でも、うちの昇平の場合は、リタリンを飲む以前から、食欲にはものすごいむらがあったので、別に薬を飲み始めたから食べる量が減った、ということにはなっていない。むしろ、リタリンを始めてから、朝晩の食事には集中するようになったので、全体の食事の量としては、以前より逆に増えているのかもしれない。
というわけで、「確かに食欲減退は起こっているが、あまり気にならない。」と言うのが、我が家の現状である。
・・・相変わらず、お気楽な母親だわ、わたしは。(^_^;)

[00/03/07(火) 00:04]

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