昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
着替えのコツ
◎3月15日の記録
リタリン 1回目 9:15 2回目 1:45
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8日ぶりに旦那が休み。
昇平はお父さんが休みだととても喜ぶ。日中でも遊び相手してもらえるから。
母も、昇平が「○○やって〜」とくると、「お父さんにやってもらって」と送り込むことにしている。(笑)
というわけで、旦那と昇平は、今日も一緒にゲームをしたり、お絵かきをしたり、砂場で遊んだり、シャボン玉を吹いたりして遊んでいた。
ところが、夕方から旦那は送別会があってお出かけ。
昇平、泣いて大騒ぎ。「お父さん、交換して! 別のお父さんと、交換して!」と言い続ける。
どうやら、お出かけするお父さんと別のお父さんを交換して、自分のお父さんには家にいて欲しい、と言うことらしい。(面白い論理だ)
そこで、こちらはそれをちょっとひねって受け取って「じゃ、お母さんとお父さんが交換しようか? お母さんがお出かけして、お父さんと昇平くんはおうちでお留守番していることにしようか?」と聞いてみたら、一瞬驚いたような顔になって、「ダメ」と一言。その後、しばらく真剣な顔で考え込んでいたが、あとはもう、お父さんを交換して、とは言わなかった。(笑)
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ところで、最近、昇平はずいぶん自分で着替えが出来るようになってきた。
こちらも、スムーズに着替えさせるコツが分かってきた、というところ。
なにしろ、向こうはADHD。ちょっとでも何かに気をひかれると、たちまち着替えなど忘れて、そっちに夢中になってしまう。遊び始めたり、本を読み始めたり、ゴロゴロと床に寝転がっていたり。ホント、これが障害から来るものだと分かっていなかったら、単にだらしない怠け者の子どもに見えてしまったかもしれない。そうしたら、きっと、口うるさく叱っていたんだろうなぁ。(^_^;)
で、着替えに集中させるコツ。
@まず、まわりから気をひきそうなものを取り除く。
本とかおもちゃとか、ちょっと置いてあったものとか、目について気をひかれそうなものがあったら、とりあえず、目につきにくいところへ移動しておく。
A次に、脱ぎ初めだけ、ちょっと手伝う。
トレーナータイプのパジャマなので、袖を引っ張ってやる、とかズボンを少し下げてやる、とか。「着替えを始めるよ」と言うのを、言葉だけでなく行動でも感じさせる。
B自分で脱ぎ始めたら、「おお、早い早い」とか声をかけて、早く脱ごう、と言う気にさせる。(笑)
Cすっかり脱ぎ終わったら、着替えを前に並べて、「まず、パンツからね(彼は夜はオムツを使っている)」と順番に声をかける。
その時の感じで、「どれから着ると良いかな〜?」と声をかけ「パンツ」と言って着はじめたら「ぴんぽ〜ん、あたり〜!」なんてゲーム形式にしたり、「どれから着るのかな? わかった! 靴下でしょう」なんてわざと外れそうなところを言ってみたりする。わざと外れを言うと、昇平はにやにやしながら「パンツだよ」とか「ズボンだよ」なんて言いながら着てみせるのだ。(^^)
D途中、他の物に気を取られそうになったら、それは取り上げる。「着替え終わってからにしようね」と言う。気がそれて、ゴロゴロしはじめたら、「着替えに集中して」と声をかける。
E最後に着るセーターの模様で遊ぶようになってきたので、セーターの番になったら、「10数える間にセーターが着られたら、みごと百万円! ならぬ、朝食の後にジュース一杯!!」と言う。これはさすがによく効く。(爆笑) いつも大急ぎで着るので、10までなんてカウントしたことがないもの。(^_^;)
とまぁ、こんな具合にすすめるのだけれど、これでもたいていは15分くらいかかってしまう。
でも、このやり方をする前は、着替えだけで30分以上かかっていたのだ。
今後は、声かけがもっと少なくなっても、自分で着替えられるようになることが目標。そして、母がついていなくても自分で着替えがすませられるようになることが最終目標。
とにかく、途中で着替えに対する集中がとぎれるのが遅れる原因なので、そこら辺、自分でも理解できたら違ってくるかもしれない。・・・まぁ、これはもっと大きくなってからの課題なのだけど。(^_^;)
[00/03/16(木) 05:45]