昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

郡山へ

◎3月26〜29日の記録

 リタリン  1回目 8:30頃  2回目 13:00頃

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妹一家が仙台から郡山へ引っ越してきたので、その手伝いに行ってきた。子どもたちも一緒。
妹には今度小学4年と3年の子どもたちがいるし、もう一人の妹(郡山在住)にも、今度小学校に上がる子どもがいる。折しも今は春休み。というわけで、子どもたちは母たちの実家で思う存分遊びまくっていた。
だが、昇平は私から離れることが出来ないので、引っ越し手伝いの方についてきていた。
(一応、どちらがよいか聞いたのだが「おかあさん、しょうへくん、いっしょ!」とついてくる方を選んだのだ。)
妹と毎日いっしょにいたら、すっかり彼女になついてしまった昇平だった。(笑)

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自分の想いを言葉で伝えたり、人の言うことに答えたり、というのが大分できるようになったので、実家の人たちには「ずいぶん表現豊かになったね」と感心されてきた。

ところが、28日の夕方、外食に出たら、お気に入りの「星のカービィ」の家に忘れてきてしまい、車の中で大パニック!
本人もとても楽しみにしていた回転寿司だったのだが、車の中から「お寿司、苦いよ」「まずいよ」(「カービィ」の本がないとお寿司も美味しくなくなる、と言いたかったらしい)と泣き続け、店に入ってからもしばらく泣いていた。
結局、少しずつお気に入りのものを食べさせるうちに、機嫌が直っていき、最後には椅子に立ち上がったり、食べ終わってからは椅子からすべりおりて脱走を図ろうとしたり、といつもの調子に戻った。(苦笑)

その様子を見ていた母が、「もう、普段は普通の子どもと変わらないくらいになったけど、やっぱり、ああいうことでパニックを起こすところは普通じゃない感じだね」と言った。
確かにそうなのだ。
今、昇平は「星のカービィ」の本をどこへでも持って行きたがる。外出の時にも、トイレの中までも。
保育園に行き始めたら、この本を手離させることに一苦労しそうだな、と思っている。
でも、本を持っていると、そればかり読んでいて、外界に注意を向ける量が減ってしまうので、せめて保育園では本から離さなくてはならないのだ。

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今回は、郡山に行っている間もずっと薬をきちんと飲み続けていたのだが、日中の態度はいままでよりずっと悪い状態だった。(悪い、と言う表現は語弊があるかもしれないが。)
毎日、知らない家に行って、母は手伝いに夢中になってしまうし、バタバタとあわただしい雰囲気だし、買物だ外食だと、しょっちゅう外出するし・・・で、自分のペースをつかめなかったのだ。
それなりに、折り紙を切ったり段ボール箱を積んだりして遊んではいたが、郡山にいる間、おしっこもウンチもとうとう全然教えなかったし、外での多動もひどかった。
むしろ、薬が切れているはずの夜になってからのほうが、態度が落ち着いていた。
というのは、母がその時間になると落ち着いて相手をするようになったから。
その時間帯には、昇平の表情が和らいで、態度も落ち着き、こちらの話しかけに答えたり、楽しそうに笑って遊んだりするようになった。

彼らのような子どもには、薬を飲ませるだけでは不十分で、落ち着いて生活できる環境を整えることが大事なのだな、とつくづく思わされた。
とは言え、今回は致し方なかったのだが・・・(^_^;)

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今回、郡山に行って再確認したことがひとつ。
そろそろ家と外の区別がつき始めてきたと思っていたのだが、行き先が「家」だと、まだよく状況判断できないらしい。
今回の滞在中、2人のお友だちの家を訪問したのだが、そこで実にマイペースでふるまったので、まだ「他の人の家」と「自分の家」の区別がないことがわかったのだ。
今度は、そのあたりを教えて行かなくてはならないらしい。・・・とはいっても、教えても、その発達段階に到達していなければ、理解はしないのだけれど。

[00/03/30(木) 07:21]

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