昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

診察日

◎3月31日の記録

 リタリン  1回目 7:30  2回目 12:30

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午後、M病院へ行き、診察を受けてきた。
診察といっても、この2週間あまりの経過報告が主。
先生は昇平の行動も観察しているが、昇平の方で、ほとんど視線を合わせようとしない。ただ私の隣にいて、「星のカービィ」の漫画を読んでいるだけ。いつか、先生の語りかけにもちゃんと受け答えができるようになる日が来るのかなぁ・・・。
それでも、病院の待合室ではうろうろしないで、ちゃんと私のそばにいられるようになったのだから、進歩ではあるけれど。
立てば這え、這えば歩めの親心、かな。(苦笑)

昇平が漫画などを足がかりにして制作に熱中している話をすると、「進歩してきていますね」とY先生に言われた。
画用紙や糸、割り箸を使って、昇平が作った凧も持っていって見せたのだが、「それならば、お母さんもいっしょに本当の凧を作ってみるといいですよ」とも言われた。初めはうまく上がらないかもしれないけれど、それはそれでいいんですよ、と。親子がひとつの世界を共有して発展させていく経験が有効だ、ということなのだろう。図書館に行くと、そういう手作り遊びの本がたくさんあるから、それを借りると良いだろう、とアドバイスしてもらった。
確かに、昇平は時々「凧を作る」と言っている。いっしょに、本物の凧を作ったら喜ぶかもしれない。今度やってみようかな。

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実は、診察の時、私は頭痛がしていた。
そういうときは、経過報告も質問も、どうも要領よくまとまらなくて、2週間ぶりの診察だというのに、なんだか、せっかくの時間を無駄にしたような気がしてしまった。
もちろん、昇平が良い方向に変わっていることだけは伝えられたと思っているが・・・。
今度は、あらかじめ、話したいことや尋ねたいことをメモにまとめていくことにしよう。

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風が暖かい。春の風だ。
明日は昇平の入園式。
優しい季節に抱かれて、いよいよ昇平の集団生活が始まる。

[00/04/01(土) 17:14]

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