大泣きと給食

◎４月７日の記録

　リタリン　　１回目　8:00　　２回目　12:00頃

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保育園５日目。今日から３時半降園。

朝、車に乗る前から、今日はお昼寝をしておやつを食べてからお帰りになるのだ、と教えた。
どうやら意味が分かったのか、たちまち泣き出した昇平だが、お迎えの後、スーパーに買い物に寄るので、昇平のおやつも買おう、という話で、ひとまず泣きやんだ。

ところが出がけにまた「カービィ」の本を持っていきたい、と泣き出す。車の中だけだよ、と言って１冊持たせたのだが、これが失敗だった。
保育園に着くと、お母さんと別れなくてはならない上に、大好きな本も手放さなくてはならない、と言うダブルパンチで、大泣きを始めてしまったのだ。
昨日は先生に「何して遊ぶ？」と言われて気持ちが切り替わったのだが、泣き出したばかりなので、それも効果なし。結局、昇平を先生に頼み、「お母さん、待ってぇ！！」と泣き叫ぶ背中に聞きながら、急いで帰ってきた。
今度からは、どんなに泣いても本は家に置いて行かせよう、と思った次第。車の中では泣くだろうが、園につくまでに、ある程度泣き疲れて、気持ちも切り替えやすくなるだろう。

連絡ノートによると、今日も昇平は「ノンタン」のビデオでなんとか泣きやんだらしい。
しかし、１本だけ、という約束に「もっと見たい」と言って、聞き入れられずにまた泣いたり、お昼寝の時間になって母を思いだして大泣きを始め、うるさくて他の子が昼寝できないので、落ち着くまで別室で面倒みてもらったり、ということを、時々やっていたらしい。(^_^;)

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昼食も、ほとんど食べていないようだ。
昨日は口にしたのがデザートのバナナと牛乳だけだったし、今日もチキンナゲットと乳酸飲料しか食べなかったという。お弁当箱に持っていったご飯も、ほとんど手をつけていない。
もともと昇平は家でも昼食はほとんど食べなかったし、時間的にリタリンがまだ効いているので、食欲も出ないのだろうと思う。（リタリンの副作用は、食欲減退）
その旨を先生に話したら、「ああ、それじゃ、給食を食べなくてもあまり気をもまなくていいんですね」とほっとしたように言っていた。
先生としては、給食も指導のうちだし、とても気にしていたのだろう。

もし、これが変に熱血漢の先生で、昇平に給食を全部食べさせることが使命、みたいに思いこまれたりしたら（実際、小学校あたりにはそう言う先生がいたものだ・・・今はそれも少なくなったけれど）、昇平はきっと、、無理に食べさせられることにものすごくストレスを感じるだろうし、反発することだろう。
もちろん、なんでも好き嫌いなくたくさん食べられれば最高だけれど、昇平がそれを出来るようになるには、もっともっと成長を待たなくてはならない。ゆっくりゆっくり、少しずつ指導しながら。
そのあたりを担任にも理解してもらえて、とても嬉しかった。

ところで、夕食の後、私と昇平でごちそうさまを言う段になって、昇平が手を合わせようとした。
おや、と思って「保育園ではそうするの？　やってみて」と言ったら、昇平、にやりと笑って、両手をきちんと合わせ、「ごちそうさまでした」とお辞儀をした。お寺で経営する保育園なので、食事の前後に手を合わせてご挨拶するのだ。
食事そのものは余り出来なくても、ご挨拶の仕方はしっかり身につけてきている。まだ、たった３回しか給食を経験していないのに。
焦る必要はない。きっと、いつかはきちんと給食も食べられるようになるに違いない。(^^)

[00/04/08(土) 05:50]