段ボール箱の家

◎４月２３日の記録

　リタリン　　１回目　9:15　　２回目　14:15

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日曜日。
朝起きるのも、朝食もゆっくりだったので、リタリンを飲むのもゆっくりになってしまった。
しかも、朝のうちは薬を飲んでいなくても落ち着いた感じなので、ついつい飲ませ忘れそうになる。

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１１時過ぎ、昇平とお兄ちゃんを連れて買い物に出かけた。
ホームセンターへ行って、小さなはけと大きなカッターナイフを買う。
次に、いつものスーパーへ回って、大きな段ボール箱をいくつか分けてもらってきた。
実は、昇平が最近ペンキ塗りをしたくて仕方がないので、これで家を作って絵の具をペンキのように塗らせようと言う計画だった。

家にドアや窓の絵を描くのは、母の仕事。それをお兄ちゃんがカッターナイフで切って行き、昇平が絵の具を塗っていく。
一応スモックは着せておいたが、たちまちズボンも靴下も絵の具だらけになってしまう。しまった、古着を着せておくべきだった。(^_^;)
でもまぁ、こういう作業をするときに「汚れる」「汚れる」と連発するのも無粋なので、あえて作業を進めてしまう。
箱をガムテープで補強し、横壁にも子どもがくぐれるくらいの穴をあけて、それを二つつなげる。
ドアが二つ、窓が二つ、部屋が二つある家が完成した。
屋根は、お兄ちゃんが考えて、つぶして板状にした段ボールの箱を上にのせ、人ひとりがくぐれるくらいの天窓を作った。

本当はポスターカラーを買って、それで色を塗らせたかったのだが、ホームセンターで見つけられなかったので、うちにあった水彩絵の具を使った。小さなおもちゃのバケツに出して、水を少し加えて、はけでぺたぺた・・・。ペンキ塗りの気分は味わえたと思う。
ただ、絵の具の量が少ないので、完全に全部塗ることが出来ず、あちこちにいろいろな色のある、なんともおかしな家の出来上がりになった。
昇平は横壁に大きなカービィの絵を描いて、満足していた。（笑）

その後、昇平とお兄ちゃんは何度も家に出入りして遊んでいた。
もう少し広ければ、もっとゆとりを持って中で遊べるのだが、昇平でさえ体を小さくしないと入っていられないので、気分を味わうだけの家になってしまった。母は、入ることさえ出来なかった。(^_^;)

夜、部屋に布団を敷くときに、段ボール箱の家が邪魔になった。
部屋からだそうと思っても、大きすぎて部屋の入り口をくぐらない。
それで、布団がなくなった後の押入に入れてみたら、ぴったりと収まった。
この家、もうしばらくは子どもたちの遊び場になりそうだ。

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夕方から、お兄ちゃんが不機嫌になってくる。
一日お友だちが遊びに来なくて、ゲームにも飽きて退屈したのだ。
かんしゃくを起こして久しぶりにパニック状態。母に、庭を走ってストレス発散してきなさい！と怒鳴られて、本当に１００周走っていた。
昇平も夕方から多動開始。部屋の中がどんどん散らかっていく。時々片づけさせるのだが、途中で片づけいているものに目をとられて遊び始めてしまったり、せっかく片づけてもまたすぐに別の引き出しの中身をばらまいてしまったり・・・

要するに、二人とも家の中ばかりで過ごしていたのでエネルギーが有り余ってしまったのだ。
夕方になって、家の中にも飽きてしまったし。
こう言うとき、昇平の多動はひどくなるし、お兄ちゃんはパニックの大爆発を起こしやすくなる。
これから、日曜日は積極的に外に連れ出して、体を動かすようにさせないとダメだな、と思い知らされた。
我が家は旦那が土日に休みにならないので、休日にどこかに出かけると言うことをほとんどしないのだが、公園とか体育館とか、そういう場所を積極的に利用した方が良さそうだ。
・・・・・・母は、疲れるけれど。(^_^;)

[00/04/24(月) 06:00]