昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

「泣き顔」の克服

◎5月2日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 13:00

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日中、38.3℃くらいの熱が続く。朝のうちは、明け方に追加した解熱剤の効果で熱が下がっていて元気だったが、その後、薬が切れると、また2回でゴロゴロしながら本を読んでいるようになった。
午後、熱がどんどん上がって、一時39.8℃まで上がる。
さすがにふうふう言い始めたが、その割りに落ち着いた感じなので、そのまま解熱剤を使わないで様子を見ていた。
すると、4時半頃から昼寝を始め、1時間くらい寝たあと、すっきりした顔で起きだしてきた。
それを境に熱も下がり始め、夜には37.7℃まで下がったのだった。
夜は、一度も目を覚ますことなく、よく眠っていた。

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こんなふうに具合の悪い日でさえ、昇平の成長ぶりに気がつくことがある。
とにかく本を読んで過ごしていたのだが、以前より、本の内容を良く理解できているのだ。そして、以前なら怖くて絶対に開こうとしなかった「泣き顔」のページも、一応見られるようになってきていた。(まだ、若干緊張した顔はするが)

泣いている子どもに対して、以前よりパニック反応が少なくなってきたのは、いろいろな場面で感じていた。
昨日も、病院の待合室では、具合が悪かったり医者が怖かったりで泣いている子どもたちがたくさんいたのだが、昇平は私の手で自分の耳をふさがせると、それだけでなんとか過ごせるようになっていた。以前だったら、私にしがみついて、その場から離れようと大騒ぎしたのに。
保育園で慣れてきたのだろうな、と思う。
そういえば、連絡帳にもこんなことが書かれてきたことがある。

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ここ数日見られる行動ですが、泣いているお友だちの顔に手をやって涙をふいてくれたり、頭をなでたり、背中をさすったりしている姿を見かけます。(同じクラスの子どもに限ってですが。小さな子の泣き声はまだダメなようです。)そして、不思議と泣いている子が泣きやんでしまうのです。昇平ちゃんの優しい心が伝わるのかもしれませんね。 (以上、連絡帳より)

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優しさからやっている行為か、泣きやんでもらいたい一心でやっていることか、そこはよく分からないけれど、なんにしても、彼なりにその状況に適応して、泣きやませようとするようになったのだから、やはり進歩だと言える。

それにしても・・・泣いていた子が泣きやんでしまう、かぁ。
自分より幼く見える相手になぐさめられて、泣いていられなくなっちゃうのかもねぇ。
そう言えば、お兄ちゃんも泣いていて、昇平に励まされていたことがあったなぁ。「大丈夫、大丈夫。お兄ちゃん、すごーい」なんて具合に。(笑)
              

[00/05/03(水) 05:35]

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