受け答え

◎５月４日の記録

　リタリン　　１回目　10:15　　２回目　14:20

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同じ町内に住む義姉が子どもを連れて遊びに来た。
時々会ってはいるのだが、最近、向こうも仕事が忙しくて、ゆっくり話す暇もなかったので、久しぶりにいろいろな話が出来た。
義姉は、昇平の受け答えがずいぶんしっかりしてきた、と驚いていた。
今までは、話しかけても言葉が本人の頭上を素通りしているような感じがしていたのに、今回は、しっかりこちらの言うことを聞いて、それに答えるようになっている、と。

そう。リタリンを飲み始めてから真っ先に起こった変化が、この「受け答えの良さ」だった。
今まで、いくら話しかけても、どんなことをいっても、昇平の中に落ちていかなかったこちらの言葉が、しっかり入っていくようになってきた。そのことが、どれほどの良い変化を、次々と昇平にもたらしていることか。人は、言葉と言葉でコミュニケーションをとって、お互いに影響を与えあっているのだ、とつくづく感じている。

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昨日、この日記で「お片づけ」のことを書いたばかりだが、今日の夕方、さっそくの変化があった。
一緒にゲームがしたい、というので、２階に上がったのだが、部屋に入ったら、そこにおもちゃが散らかっていた。とたんに、昇平が「お片づけ！」と言いながら、さっさとおもちゃをかごにしまいはじめたのだ。
私は、何も言わなかった。片づけてから遊ぼう、とか考える暇もなかった。
今までにも、何か遊ぼうとして部屋が散らかっていると、「まずここを片づけてからね」とは言ってきたけれど、それが習慣になってきたらしい。

そう。散らかし屋でも良いのだ。
目的のものがうまく見つけられなくて、部屋中にモノを広げて捜し物をしたってかまわない。
こんなふうに、ちゃんとまた片づけることさえ出来るようになれば。

昇平、４才８ヶ月。
日々、成長中。

[00/05/05(金) 07:48]