昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

お人形あそび

◎5月6日の記録

 リタリン  1回目 8:15  2回目 11:30頃

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今日は連休と日曜日にはさまれた第一土曜日。子どもたちは学校に、保育園に出かけていった。
今週、昇平は熱を出したので、久しぶりの登園になった。
担任は、長い休みのあとなので、保育園を嫌がるのではないかと少し心配していたようだが、実際には、連休中から「(今日は)保育園?」「土曜日?(になったら行けるのか、という確認)」「もう土曜日になった?」と楽しみに待っていたので、ルンルンで登園していって、いつもと少しも変わらず過ごしてきたのだった。
昇平は本当に保育園が好きになった。

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昼過ぎ、家に帰ってきた昇平が、いつもと少し違っていた。
若干興奮気味で、特に、夕方、薬が切れてからは多動がひどくなり、2階の部屋におもちゃをさんざん散らかしていたのだが、その中でも、「ごっこあそび」のようなものがはっきりと見て取れたのだ。

「ごっこあそび」・・・いや、むしろ「お人形あそび」に近いだろうか。
ミニカー2台を人格化させて、テーブルの上で闘わせ、その勝者に懐中電灯のスポットライトを浴びせて、「おめでとう、セリカくん」などと言ったり、車同士で会話をしたり。
おばーちゃんに作ってもらったピカチュウのぬいぐるみも、最近気に入っているのだが、それにマフラーを巻いてやったり、帽子をかぶせたいと言って、おばーちゃんに新聞紙で帽子を折ってもらったり、そのスタイルで布団の雪原へ行き、雪合戦やスキーをさせたり。
そんなふうにして創り出された世界が、今までよりも、格段に進歩して、しっかりしたものになっていたのだ。まるで、何かの人形劇でも見ているような感じで、普通の子どもが人形や怪獣のおもちゃなどでやっていることと、ほとんど変わりなく見えた。しかも、時折、私の方に向かって、「○○だよ」と場面の解説もしてくれることがあるし。一人きりの世界にこもってしまっているわけではないのだ。

もしかして、彼の中に、他人と関わる気持ちがどんどん育ってきている現れじゃないかな・・・。
そんなことを思い、そして、改めて保育園の影響力の大きさに感心してしまった。

[00/05/07(日) 05:51]

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