昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
声かけ
◎5月12日の記録
リタリン 1回目 8:00 2回目 12:00頃
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昨日、ADHDの子どもにとって席のおとなしく座り続けるのは、座禅の修行のような苦行なのかもしれない、と書いた。だから、それをふまえた上で、工夫していくことが必要なのだろう、と。
同じことを連絡帳にも書いたのだが、言葉足らずで、「ADHDの子どもにはおとなしく座り続けるのは無理」とあきらめているように、担任には読めてしまったらしい。(^_^;)
先にADHDの子どもを担任したことのある先生に、わざわざ聞きに行って下さっていた。
それによると、初めはやはり、きちんと座っていることは出来なかったが、「今は席に座っている時間だよ」と声かけを続けるうち、席の近くの床に転がったり、テーブルの下にいたりするようになり、やがて、本当にいつの間にか、席に座っていられるようになったのだという。
だから、あきらめずに根気よく声かけを繰り返し、昇平に合わせた工夫をしながら、席に座れるように指導していきたい、と連絡帳には書かれていた。
言ってみれば、「声かけ」が離席対策の『その2』になるのだろうか。
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それにしても、まきこ先生の熱心さには頭が下がる思いでいっぱいだ。
先にお貸しした「にんげんゆうゆう」のビデオも、「ADHD」のビデオも、もう見てしまって、もう一人の担任に回してくれているし、「ADHD」のビデオの方は「非常によい内容だったから」と園の他の先生方にも回すことになっている。
私の方でも、そうやって、ひとりでも多くの先生たちが、ADHDを理解してくれることが、ひとりでも多くのADHD児を助けることになると思っているから、どんどん、こちらの提供するビデオや情報を活用してもらいたいと思っている。
それに、ADHD児への対応の基本は、そのまま、普通の子どもたちや他の障害児にも応用できるのだ。
基本は、その子の状態をよく観察し、その子に合わせた指導と工夫をすること。
それこそ、これまでの画一的教育の対局にあるもので、今、子どもたちに必要だと叫ばれていること、そのものなのだもの。
ADHDを知ることは、ADHD児を担任することがなくても、決して無駄にはならないと思う。
昇平はとても恵まれている方だと思う。
その恩恵を、他の子どもたちにも分けてあげたい。
[00/05/13(土) 05:54]