昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

お兄ちゃんと遊ぶ

◎5月15日の記録

 リタリン  1回目 8:00  2回目 12:00頃

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昇平とお兄ちゃんは、6歳違い。
歳の差は大きいけれど、同じ男同士だから、一緒に遊べることも多い。

「お兄ちゃん、ゲームやって」と言って、スーパーファミコンなどのゲームソフトを兄にやらせ、自分はそれを観戦していたり、一緒になって対戦したりする。・・・対戦と言っても、昇平はかなりのむらっ気があって、すぐにやめてしまったりするから、兄のほうでもあまり本気ではやっていないようだが。

一番好きなのは、夕飯の前や後の時間帯。
そろそろ食事に呼ばれそうだというので、台所の隣の茶の間にやってきて「しょうへ〜い、はっけよいやろう!」とお兄ちゃんが昇平を誘う。
はっけよいというのは、相撲のことというよりは、とっくみあいの勝負をすることをさす。
ゲームやマンガにでてくる技を繰り出し、ゲームの中の勝負の場面を再現して、2人でなにやら楽しそうにどっぱんばったんやっている。「ゴムゴムのガトリング〜!!」「カービィの早撃ち! バン!」「うっ、やられた〜」「キャー!!!(喜びの悲鳴)」「え〜い、くらえ〜!!!」「やったぁ〜!!!!」
・・・ま、とにかく賑やかである。(^_^;)

うるさいにはうるさいのだけれど、昇平が誰かと一緒に思いっきり遊ぶという場面は、ほとんどそこに限られるので、私は嬉しく思いながら見ている。いや、聞いている。台所で食事の支度をしているので、たいてい背中で聞いているのだ。
一緒に茶の間にいるおじーちゃん・おばーちゃんこそさぞうるさいだろうと思うのだけれど、2人が危険なことさえしなければ、最近はあまり「うるさい」と怒らなくなった。孫たちが元気に一緒に遊んでいることを、良しと思って見てくれているのだと思う。
実際、兄とこうやって遊んでいるところを見ると、これが将来、お友だちと遊ぶための基礎になっていくだろうな、と感じるのだ。
人と人との関わり方は、人同士の交流の中で学んでいくもの。
事実、昇平が泣いている兄やお友だちをなぐさめるやり方は、私が泣いている昇平をなだめるときの様子そのままだ。
今はまだ、充分に友人と交渉することが出来なくて、長時間お友だちと遊ぶと言うことは出来ないでいるけれど、きっとお兄ちゃんとのように遊べる日が来るだろう、と信じて待っているのだ。

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ちなみに、昨日、2人に新しい水鉄砲を買ってやったのだが、夜、風呂場にそれを持ち込んで、2人で大騒ぎしながら遊んでいる。お風呂に入りたがらない昇平も、水鉄砲を見せながら、「これで遊ぶよ」と呼びかけると、何もかもやめて、風呂場にすっ飛んでいく。(笑)
水があちこち飛んできて、とても落ち着いて入っていられず、母は早々に上がることになるのだが・・・ま、いっか。(*^_^*)

[00/05/16(火) 06:00]

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