昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
乳幼児精神発達質問紙・2
◎5月26日の記録
リタリン 1回目 8:00 2回目 12:00頃
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6月にある発達観察相談会で使う、乳幼児精神発達質問紙に回答していて、感じたこと。その2。
半年前と比べて、大きく発達していたのは、「生活習慣」に関する部分と、「言語」に関する部分。
生活習慣とは、衣類の脱ぎ着が1人で出来る、とかお風呂で自分で体が洗える、とかの基本的生活習慣のこと。
確かに、この半年、昇平はその部分が大きく伸びている。というのも、リタリンを飲み始めて、こちらの言うことがきちんと理解できるようになったために、いわゆる「しつけ」がスムーズにできるようになったからだ。
それまで、いくら繰り返し、その場面ごとに教えてきても、ちっとも本人の中に落ちていかなかった生活習慣が、本人の中にきちんと定着していく実感。これは大きかった。
励ませば、毎回がんばってボタンをかけるようになって、いつのまにかボタンのかけはずしはOKになってしまったし、食事時にも席に座っているようになってきた。道を歩くときにも、きちんと車に気をつけるようになっている。
こうした基本的生活習慣は、言葉をベースにして修得されていくものなのだな、と改めて感じてしまった。
「言語」の項目で大きく発達したのは、「会話・伝達」の部分。
とにかく、自分の中にあるものを言葉で表現しようとしている。
ボキャブラリーはまだ少なくても、自分の知っている言葉、知っている単語で、なんとか自分の見つけたもの、感じたものを伝えようとしてくる。
これは本当に大きな変化だった。
これもやはり、リタリンを飲み始めてから変化してきた部分。
まずは、大人との会話が成立してきているが、少しずつ、同年代の子どもたちとも同じように話そうとしはじめたのが見える。
これからまた半年の間に、一段と伸びるのかもしれない。
まだ、大きく落ち込んでいる「社会」性も、言葉をベースに発達していくものだから、こちらの方も、これからに期待したくなっている。
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ところで、保育園に昇平をお迎えに言ったら、いつもとちょっと雰囲気が違っていて、「おや?」と思ってしまった。
まき子先生は3歳児の男の子の手を握って、園庭で別の先生と話をしており、昇平はそこから少し離れたところで砂の上に指で絵を描いている。私が声をかけると、気がついて、満面の笑顔になる。
何故、違和感があったのかな、と考えたら、昇平がまき子先生から離れていたからだった。
いつもなら、何か遊んでいても常にまき子先生のそばにいる感じで、先生の方でも昇平に気を配り続けているのだけれど、今日は先生が安心して昇平を自由に遊ばせていたのだ。
連絡帳を見たら、多動というわけでもなく、園庭をあちこち探索して、自分で遊びを見つけていました、と書かれていた。
ずうっと、担任の保母を心の基地にして、おそるおそる外を探っていた昇平だけれど、いよいよ自分から思い切って外に出始めたようだ。
やったね! (^o^)
[00/05/27(土) 07:24]