昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

次の目標

◎6月2日の記録

 リタリン  1回目 8:00  2回目 12:00頃

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保育園からの連絡帳に、こんなことが書かれてきた。

「ここ2〜3日、午睡前に『絵本は?』の繰り返しで、なかなか静かにしているのが難しかったのです。絵本への関心が大きく、なかなかガマンができなかったようです。
 今日は言い聞かせの仕方を少し変えてみました。『絵本は?』と言い始めたとき『絵本は見ないんだよ。昇平ちゃんもクラスのお友だちと同じく、寝るんだよ』と言ってみました。すると、静かにして、寝ようという姿勢が見られました。1:40までガマンして、それから絵本を見ました。昇平ちゃん、がんばりました。
 だんだんと”寝なくても良い”から”みんなと一緒に”と方向を変えていきたいと考えています。」

これを読んだときに、保育園の先生はやっぱりすごい! と思った。
子どもの変化をいち早く見抜き、適切な指導方向を見つけているのだから。

そう。昇平は最近、一段とものわかりが良くなってきて、大人の言うことをずいぶん聞き入れられるようになってきた。
理由などを説明すれば出来ることも、増えてきた。
例えば、「おばあちゃんがお仕事に行くよ。行ってらっしゃい、って言おうね」。・・・今までは、いくら「行ってらっしゃいは?」と言っても、知らん顔のことが多かったのに、この形で言われると、ちゃんと「いってらっしゃい」と言えるようになってきたのだ。
行動そのものも、ぐっと落ち着いてきている。
夕方、薬が切れる時間が来ても、行動があまり変わらない。
気持ちも行動も落ち着いていて、むやみに部屋を散らかすこともないし、多動が始まって手に負えない感じにもならない。いつもニコニコと、機嫌が良い。
そんな様子を、いい感じだな、とこちらも見てはいたのだが、『だから、皆と一緒に同じことをする練習を始めよう』とは、私は考えなかった。

もちろん、親と先生とでは、目指すものや見るものが違っているから、当然と言えば当然なのだが、たくさんの立場の違う人がひとりの子どもに関わることは、その子の可能性を多方面から伸ばせることになるから、良いのだなぁ、と、なんだか改めてそんなことを感じてしまったのだった。

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ところで、今日は保育園の園庭で、先生やお友だちとずいぶん「かけっこ」をして遊んだらしい。
「よーいドン」の合図で何度も何度も走ったという。
「昇平ちゃん、足が速いですね〜」と先生たちが感心していた。
だてに、チョロ助をやっていたわけじゃない!? (爆笑)

[00/06/03(土) 06:05]

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