昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

「カービィ」からの卒業

◎6月3日の記録

 リタリン  1回目 8:00  2回目 12:00頃

   ☆★☆★☆

一昨日、2回の部屋の一部分を片づけました。
それまで、昇平にいじられては困るものをあげていた、タンスの上のスペースですが、最近では、何でもかんでも積み上げてしまったものだから、ちょっと振動を与えたら「モノ」雪崩が起こりそうな状態でした。(^_^;)
これじゃまずい、何とかしなくては、とずっと考えていたのです。

さらに、最近の「星のカービィ」のコミックスへのこだわりも気になっていました。
初めのうちは内容を楽しんで読んでいたのですが、最近ではすっかり読み尽くしてしまって、内容を楽しんでいる、というよりは、「持っていると安心する」、「眺めていると落ち着く」、果ては、「あれば、条件反射的に読んでしまう」という感じさえ受けるようになっていたのです。
それだけならまだ良いのですが、本を見ている間は、周囲へ無関心になることが多く、話しかけられても上の空でいることがほとんど。
精神安定剤の代わりになるのなら、読ませておいても良いかな、とも思ったのですが、それによって、社会性が発達するきっかけが失われることになりそうで、これも何とかしなくては、と考えていました。

保育園で、担任の先生が「本を読んで良い時間」を決めて、それ以外の時間は本を手の届かないところに揚げるようにしたところ、生活にメリハリが出て、周囲にも目がいくようになってきた、という話を聞いていたので、それを真似してみよう、と思い立ちました。
と言っても、我が家は本が多いので、すべての本を手の届かないところにしまうのは不可能。
とりあえず、「星のカービィ」全12巻をかごに入れ、タンスの上を整理して、そこに上げてみよう、と思い立ったわけです。

スペースは狭いけれど、いろいろゴチャゴチャと載っていたので、整理するには半日かかりました。(^_^;)
でも、おかげで、見ただけですっきりさわやか、使うにも取り出しやすく見やすい、美しい(笑)スペースに変身しました。(これをぜひ維持しておきたいものだけれど・・・爆笑)
「星のカービィ」は予定通り、かごにしまって、一番高い場所へ。
でも、絶対読ませないようにするわけではなく、「読みたい」と言ったらば、時間を決めて読ませよう、と考えていました。

その日、お兄ちゃんが、その中に読みたい本があったらしくて、かごが下におろされていました。
だから、状況としてはいつもとまるで変わらず、ちょっとがっかり。(苦笑)

翌日、昇平は自分でカービィの本を探して、かごに気がついたらしく、下にあったオムツ&パンツ入れの箱に乗って、自分でかごを下ろしていました。度重なるようなら、箱の置き場所やかごの置き場所を検討しなくては・・・と考えました。

さらに、今日。
昇平は一日中、ついに一度も「カービィの本は?」と言わなかったし、本を取ろうともしませんでした。
他にもたくさん面白い本はあるわけですし、たくさん楽しい遊びもあるので、わざわざ読み尽くした「カービィ」を引っぱり出さなくても良かったわけです。
(ちなみに、その状態は、この文章を入力している日曜日の今もずっと続いています。)
カービィはもう、卒業の時期に来ていたのです。
欲しかったのは、そのきっかけだけで。

とはいえ、カービィのキャラクターそのものはまだ大好きですし、本をしょっちゅう読んでいるのは同じこと。
そのうち、新しい「お気に入り」が出来て、それがまた「こだわり」になっていくのかもしれません。
でも、その時はその時。
とりあえず、安定剤としての「カービィ」から卒業できたことは、良いことだと喜んでいます。

[00/06/04(日) 10:53]

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