昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
父親
◎6月8日の記録
リタリン 1回目 8:00 2回目 12:00頃
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今日も旦那は帰りが遅かった。
朝7時前に出勤して、帰宅は10時半。
当然、昇平とも会うことが出来ない。かろうじて、早起きするお兄ちゃんと朝食を一緒に食べられるくらいだ。
連続して5日くらい、起きている昇平と会っていない、なんてことも、ざらにある。
旦那は仕事の関係で、土日にもまずめったに休みがとれない。
今月の18日は、父親参観を兼ねた授業参観が学校であるのだが、もちろん、出席は出来ない。その前の週の10日(土)には保育園の参観日もあるのだが、それにも出られない。旦那はスーパーの野菜売場の担当者。土日は買い物客がたくさん来るかきいれ時なので、とても休んではいられないのだ。
夕方、おばーちゃんをキャッチボールの相手にしながら、お兄ちゃんがつぶやいたという。「やっぱり、キャッチボールはお父さんが一番だな」。彼ももう10歳だし、いろいろな面で、父親がそばにいて欲しい年齢になってきたのだろう。
それでも、子どもたちはお父さんが大好きだ。
お父さんが休みで家にいる日は、母などお呼びでもない。
「おとうさーん、○○しようー」と昇平でさえ、父にお誘いをかける。
お兄ちゃんは、そんな昇平と奪い合うようにして、父とゲームやトランプをしたり、キャッチボールをしたりする。
毎日、あれだけ接触時間が短いのに、よく、子どもたちは父を忘れないな、と感心したくなるほどだ。
確かに、父が家にいる時間は短い。子どもたちと接触する時間も短い。
でも、その短い時間の中で、精一杯、子どもたちと向き合って相手をしていることを、彼らはちゃんと見抜いているのだろう。父が自分を丸ごと受け入れてくれていることも、きっと感じているのだろう。
旦那は、どんなに忙しくても、ちゃんと「父親」をやっている。
買い物に行くと、売場に黄色いバラを添えた紳士物のプレゼントが目立つようになってきた。
6月の第3日曜日は、父の日だ。
[00/06/09(金) 05:57]