昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

カタツムリ

◎6月11日の記録

 リタリン  1回目 9:30  2回目 15:30(1/2量)

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日曜日、昇平は退屈する。
保育園はないし、家の中で遊ぶことにはもう飽きているし。
お絵かきをしたり、折り紙を折ったり、本を眺めたり、パソコンでゲームをしたり・・・
何をしてもすぐに飽きてしまうので、2階の我々の部屋はものすごい散らかりようになる。
それでも、言われれば片づけるようになっているので、以前に比べればよほどましにな状態だが。

では、先日指導を受けたように、ごっこ遊びでもしようか、と思うと、どうも家庭ではうまく遊びが噛み合わない感じ。少しは出来るのだが、他に遊ぶものがたくさんあるので、ごっこあそびは短時間ですぐ終わってしまって、それ以上発展しないのだ。
そこで、家庭ではごっこ遊びの下地になる「実体験」の方を増やしてやろう、と思いついた。
台所で野菜を切ったり、お料理を手伝ったりする。レストランに行くよ、とあらかじめしっかり教えて、イメージをふくらませておいてから、外食に出かける。風呂場で洗濯をしてみる。暑くなったら、プールに泳ぎに行く・・・。実体験のネタは、家庭内にゴロゴロしている。

今日は、外へカタツムリを探しに行った。
前日の保育参観で動くカタツムリの制作はしたし、「カタツムリ」の歌は歌えるようになったし、お気に入りの「こどもチャレンジステップ」にはカタツムリの特集が載っていて、今日もしょっちゅうそれを読んでいたし。
別なことをやっていた昇平も、「カタツムリを見つけにいこうか」と誘うとたちまち乗り気。
ついでに、お友だちが遊びに来なくて退屈しきっていたお兄ちゃんも、とっても乗り気。(^^)
3人で外へカタツムリを探しに出かけた。

いるかな? いるかな?
カタツムリはよく塀のところにいるんだけれど・・・
塀沿いに歩いていったら、いたいた! 1匹、小さいのが塀の上を歩いていた。
昇平は虫眼鏡持参の熱心さ。さっそくカタツムリを覗いていた。
すると、塀を乗り越えて向こう側に行ったお兄ちゃんが、大声で呼ぶ。
「早く、来てよ! カタツムリがすごくいっぱいいるよ!!」
すごくいっぱい? 
昇平とあわてて門から外に出て、お兄ちゃんの方へ行くと、家の隣の休耕畑(昔は桑畑だったが、今は使われていなくて、夏草がぼうぼうに茂っている)からカタツムリが何匹も這いだして、道ばたや草の葉を歩いていた。
畑に沿って歩いていくと、いるいる、あっちにもこっちにも! 昇平にも簡単に見つけられるので、昇平も大喜び。
見つけたカタツムリは、大きな葉っぱの上にのせて持ち歩いた。葉っぱにはたちまち何十匹ものカタツムリが集まって、葉っぱにへばりつき、葉っぱをぶら下げても落っこちない。「カタツムリの葉っぱだよ」なんって冗談言いながら、ずっと農道を歩いていった。
カタツムリは、その休耕畑でしか見つからなかったが、その後はオオバコの穂で草相撲をしたり、タンポポを摘んだり、ちょっとした散歩を楽しんだ。

結局、カタツムリを全部持ち帰るわけには行かないので、元気のいいのを4匹だけ残して、残りはまた元の場所に戻し、広口の瓶にキャベツ、ニンジンなど入れて4匹にお入りいただいた。(笑)
もちろん、逃げないように、上にはラップを輪ゴムでとめて、空気穴もあけて。
瓶越しにカタツムリを眺めて、昇平はとても満足そうだった。

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カタツムリの実体験は、大成功だったと思う。
さて、今度は何を実体験させて上げようかな。(*^_^*)

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ところで、午後、急に多動になってきたな、と思ったら、午後の薬を飲ませるのを忘れていた。(^_^;)
3時半過ぎていたので、タイムアウトだったのだが(夜に眠れなくなるので、3時以降は飲ませないよう言われている)、どうも落ち着かなくなっているので、半量だけのませてみた。
うまい具合に効いて、夜7時過ぎまで落ち着いた状態が続いたし、夜も、いつもよりは少し遅くなったが、ちゃんと寝てくれた。
でも、こういうことはやっぱり良くないから、これからは気をつけなくちゃ。(^_^A

[00/06/12(月) 07:17]

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