昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
大事なものの芽
◎6月20日の記録
リタリン 1回目 8:00 2回目 12:00頃
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保育園の連絡帳に、こんなことが書かれてきた。
「ここのところ暑いので、昇平くんのお気に入りの場所が出来ました。いつも日陰になっている建物の、上がり口の階段に横になり、肘枕でみんなの遊びを見ています。以前だと暑かったり飽きたりすると、すぐに園舎に入ろうとしたのですが、お気に入りの場所が出来てからは、あまりそういうことがなくなりました。」
この中の、「肘枕でみんなの遊びを見ています。」と言う部分が、実はチェックポイント。
以前の昇平は、他人のすることになどあまり関心がなかったから、もちろん、みんなの遊びを眺める、なんてこともほとんどしなかった。
それが、最近はこんなふうに他人の行動を眺めることが出てきているし、特に、同じくらいの年頃の子どもが遊んでいると、吸い寄せられるように近づいていって、その遊びを真似ることが多くなっている。
また、昨日のスパッシュランドしろいしでも、50mプールを泳ぎながら、はるか彼方のプールサイドで長椅子に横たわっている男性を見ていたらしく、泳ぎ終わったとたんそちらへかけていって、自分でも近くの長椅子によじ登って、同じように横になっては悦に入っていた。
遠くでの出来事や、遠くにいる人などにも、関心が向くようになってきた、ということ。
どの出来事も、ひとつひとつは些細だが、他人に関心が出てきていることを、はっきりと表している。
他人への関心が育つことで、やがて、他人の行動を真似できるようになり、友達が出来るようになってくる。
とてもとても大事なものの芽が、今、昇平の内側で育ちつつある、と感じられて、嬉しい。(^^)
[00/06/21(水) 05:43]