昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

7月に達成できたこと

◎7月31日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:00頃

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昇平の通っている保育園では、月の最後になると、必ず出席ノートにその月の様子を丁寧に書き込んでくれる。
昇平は特別に個人で連絡ノートも準備しているわけだが、他の普通の子どもたちは、この出席ノートのコメントが唯一の観察記録になっている。
月ごとにそれを読んでいると、その子の成長ぶりがはっきり分かって面白いのだが、今月は、こんなことを書かれてきた。

「お給食ではイスに座って自分で食べれる様にもなり、おかずも全部食べることが出来たりと、大きな進歩がみられました。プールでは水鉄砲を使ったりして楽しく水遊びが出来ました。」

先月のコメントには
「食べることは、給食やおやつ、少しずつですが、嫌ながらも口にするようになったのだから、すごい進歩だと思います。」
と書かれていたのだから、その進歩ぶりは本当にめざましいものだと思う。

これは、7月に先生方が昇平の給食指導に力を入れてくれた成果。
昇平が食べないのはリタリンの副作用かもしれない、と思いながらも、同じ園にいるADHDの子どもが、リタリンを飲んでいるにもかかわらず給食を食べられているという話を、担任の先生から聞いてきて、きっと昇平くんも食べられるに違いない、と重点的に指導してくれたのだ。(ただし、その子どもも日によってはあまり食べないことがあるらしい。)
こちらでも、お弁当箱をおかず入れの付いているものに替えて、昇平の食べられそうなおかずを取り分けてそこに入れてもらうようにしたりと、先生と親の両方で工夫をして来た結果、昇平は見事に給食を食べられるようになったのだ。
もちろん、本人の食欲が最近増えてきたこと(=体が急に成長してきている)、集中力が伸びたこと、毎日プール遊びをして体を動かしていることなども関係しているだろう。
ひとつの課題がクリアされるためには、さまざまな要素、さまざまな努力が必用なわけだけれど、それらがうまくいって、課題が達成されたときには、本当に嬉しくなってしまう。

先生たちはもちろん嬉しそうだし、親も嬉しい。
きっと、昇平自身も嬉しいのではないだろうか。

先生たちは、もう次の発達目標を考えているようだ。
集団への呼びかけや指示に、昇平も反応できること。
これは本当に難しいテーマなので、さて、どう取り組んでいったらよいのか・・・。
また、親としても、頭をひねっているところである。

[00/08/01(火) 06:09]

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