昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

お兄ちゃんのいない生活

◎8月1日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:00頃

   ☆★☆★☆

お兄ちゃんが郡山の母の実家にひとりで泊まりに行って1週間になった。
その間、昇平はずっと一人っ子状態。
一度だけ「お兄ちゃんは?」と聞いたものの、外泊しているのだと納得したら、あとはもう何も言わずに、そういうものだと思って生活している。
・・・おそらく、「今、ここにお兄ちゃんはいないけれど、いないと淋しいから、いるといいのになぁ」という仮定法の考え方が、まだ出来ないでいるのだ。兄の場合に限らず、それはいろいろな場面で感じる。
仮定法の発想が出来るまでに成長したら、それはそれで手がかかるようになるだろうけれど・・・。(^_^;)

一人っ子状態で良い効果が出たこと。
お風呂で1人で体を洗えるようになった。
今まではほとんどいつもお兄ちゃんと母と3人でお風呂に入っていたので、どうしても気が散って、お風呂での手順を覚えられないでいたのだが、母がマンツーマンで洗い方を教えたら、見よう見まねで体を洗えるようになったのだ。
体を隅々まで洗い、母と背中を流しっこし、お風呂の中で顔を洗って拭き、湯船に10数えるまで沈んだらお風呂から上がる・・・というパターンがすっかり出来上がった。

一人っ子状態の問題点。
なんといっても、ひとり遊びが多くなりすぎること。
保育園から家に帰ってくると、昇平はまっすぐ2階に上がり、パソコンの電源を入れて、途中で買ってきたおやつ(グミやガム、キャラメルなど)を食べながらお絵かきやゲームをする。その後は、好きな本を読んだり、テレビゲームをしたり、押入からおもちゃを引っぱり出して遊んだり。
別にひとり遊びを禁止するつもりはないけれど、ほとんど全部がひとり遊び、という状態はやっぱり気になる。
お兄ちゃんがいれば、一緒にゲームをしたり、「はっけよいやろう」と誘ってくれて、一緒に相撲を取ったりチャンバラをしたり・・・。いろいろな場面で、交流が出てくるのだ。
2階から、昇平の楽しそうな歓声が聞こえてくると、ふと、とても心配になってしまう。1日の中で、そう言う声を出すのが、ゲームの時だけになっているから・・・・・・。

お兄ちゃんは木曜日の午後に帰ってくる。
本人はもっと郡山に泊まっていたいと思っているかもしれないが、私としては、昇平のためにも早く帰ってきて欲しいな、と思い始めている。

[00/08/02(水) 06:00]

[表紙][2000年リスト][もどる][すすむ]