昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
兄の帰宅
◎8月3日の記録
リタリン 1回目 8:30 2回目 12:00頃
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午後、お兄ちゃんが郡山から帰ってきた。ひとりで祖父母の家に9泊したあと、自分ひとりで新幹線に乗って帰ってきたのだ。
彼は、交通機関に自分だけで乗るのは初めての体験。郡山駅のホームまでは祖父に送ってもらい、福島駅のホームには母が出迎えに出たし、その間の所要時間はわずか18分なのだが、ちゃんと乗れるか、ちゃんと降りられるか・・・と前の晩からものすごく緊張していたらしい。
無事に福島駅で私たちと合流できると、それはそれはホッとした顔をして、「今までの人生で一番緊張した〜」と言っていた。(笑)
確か似そうだろう、と思う。私にだって、そういう経験はあるから。
でも、そんなドキドキをいくつも乗り越えていくことで、みんな、大人になっていくのだ。
久しぶりに見たお兄ちゃんの顔は、日焼けしていて、一回り逞しくなったように見えた。
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そして、昇平はそんなお兄ちゃんを見て、どんな反応をしたか。
実は「あまり変わらない」だったのだ。(^_^;)
今日は保育園の夏祭りのため、全園児が12時降園で、お兄ちゃんの出迎えにも一緒に行ったのだが、駅に向かう車の中で「お兄ちゃんが郡山から新幹線で帰って来るんだよ」と教えると、自分も新幹線に乗って郡山に行けるものと勘違いしてしまったのだ。
そこで、我々は盆明けの22日に父の車で郡山に行くのだ、と教え、一度はそれを納得したように見えたのだが、駅に着いてみたら、やっぱり郡山へ行けるものと勘違いしている。
それを訂正し、行くのは後日で、今日はお兄ちゃんをお迎えに出るだけなのだ、と教えたのだけれど、「しょへくん、こおりやまいく! しんかんせんのる! こおりやまでゲームやる!」と言い張って、半泣きの顔。それをなだめて納得させるのにとても苦労した。危なく、お兄ちゃんの到着時間にホームに間に合わなくなるところだった。(苦笑)
こんなことなら、家を出る前に絵に描いてスケジュールを教えておけば良かった、と後悔した。
最近はかなり言葉での説明を理解できるようになっていたものだから、ついうっかりして、本人に納得させる努力を怠ってしまったのだ。
もちろん、兄が帰ってきたのは嬉しかったには違いない。
まんざらではない顔をしていたから。
けれども、1週間以上も離れていたものだから、兄に対する親密さや遊び方は忘れかけていたようだった。
そんな昇平の様子は、クールにも見える。
実際には、人間との結びつきの力がまだ弱い、と言うことなのだが。
まぁ、兄とはこれからいやでもまた濃い関係が始まるので、すぐに元のように戻るだろう、と思って、心配はしていないのだが。
でも、兄を見て小躍りして喜ぶくらいの歓迎をされた方が、お兄ちゃんも嬉しかっただろうな、とは思う。(^_^;)
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夜6時からは、保育園で夏祭りがあったので、昇平とお兄ちゃんと3人で参加してきた。
そこでもいろいろと発見などがあったのだが、今日は長くなってしまうので、それについては明日アップすることにしよう。
[00/08/04(金) 05:52]