昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

夏祭り

◎8月3日の記録 その2

 
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この日は、夕方から保育園の夏祭りがあった。
午後、兄のお迎えに行ったり、その帰り道に病院へよってリタリンをもらったりもしたので、けっこう忙しい日だった。

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夏祭りは、保育園の先生方の手作り。
いたるところに手書きの看板が立ち、かわいい絵が描かれた屋台(コーナー)があちこちに開かれていた。
水ヨーヨー、くじ引き、輪投げ、魚釣りゲーム、的当て、お菓子屋、バナナ屋、ラムネ屋、お土産の花火の引換所もあった。
子どもたちは、保育園から各コーナーでつかう引換券をもらっていて、それを首から紐でぶら下げていた。
自分で券を切りながら使って行くのだ。
昇平も、自分でいそいそと魚釣りコーナーへ行き、しっかり魚を釣って、景品の飴をもらって帰ってきた。
親にお金を出してもらって買うのではなく、子どもが主体的にコーナーを回れる点が良いなぁ、と思いながら見ていた。

輪投げでは、ここから出てはいけない、という線を乗り越えて、棒のすぐ上から輪っかを入れていた昇平。
順番を待つ、と言うこともまだ苦手で、母に引き止められて、なんとか順番を守っていた状態。
でも、あとで聞いたら、その輪投げが一番楽しかったのだという。
ルールを守らせていくことは大事だけれど、それも、焦って強制してはいけないんだろうなぁ、などと考えてしまった。

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今回面白かったのは、お化け屋敷。
教室に暗幕を張り、通路を作り、笹や気味の悪いもので飾り付けをした本格派。(ただし、ルートは短い)
初め、昇平は「絶対に入らない!」と言っていたのだが、券が残り少なくなってくると、全部使い切りたい、と言う気持ちが出てきたらしく、「おばけ、かわいい?」と聞いてきた。「かわいいお化けもいると思うよ」と答えると、自分から中に入ろうとした。
そこで、お兄ちゃんと私も一緒に入ったのだが、入り口のカーテンをくぐったとたん、中は真っ暗。お経が流れ、クーラーの風が足元をひや〜り。
昇平、たちまち怖くなって、私に抱っこして、私の方に顔をうずめたまま、絶対に顔を上げなくなってしまった。

その状態で通路を通っていくと、いたいた、PTA役員さん(かな?)が変装した骸骨や幽霊、からかさお化け。お兄ちゃんはもう大きいので怖くなかったようだが、骸骨を無視して過ぎようとしたら、いきなり足を捕まれたので、思わず蹴り返そうかと思った、と言っていた。(笑)
私たちのすぐ後で入った女の子たちは、骸骨に脅かされて泣き出してしまっていた。(^_^;)
幽霊は、暗い中で転ぶまいと一生懸命歩く私に、突然「こんばんは〜、気がついてましたか?」(笑)
一応、気がついていましたけど・・・子どもを抱きかかえて必死で歩いている状態では、なかなか純粋に怖がることができないものですねぇ。(笑)

通路を抜けて、教室の外に出ると、電気が明るくついていた。
「昇平、外に出たよ。もう大丈夫だよ」と話しかけても、すぐには顔を上げなかった昇平だが、「もう明るいよ」と言うと、やっと顔を上げて、きょろきょろとあたりを見回し、ひとこと「やった!」。
お化け屋敷を頑張って抜けたぞ! という得意そうな気持ちが滲み出ていた。
「全然見てなかったじゃないか〜」とお兄ちゃんは呆れていたが、まぁ、気持ちの上では怖い怖いお化け屋敷を頑張って通り抜けた、ということになっているので、「よくがんばったね。偉かったね」と言ってやった。(^^)

お祭りの前の歌の時には、初めて、皆と一緒に振り付きで「キラキラ星」などを歌えて、担任も私も感動してしまったし。
いろいろと、達成感の多かった夏祭りになったようだった。

[00/08/05(土) 11:06]

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