昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

連絡帳から・4

◎8月21日の記録 

 リタリン  1回目 8:15  2回目 12:00頃
 
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保育園の担任に、昇平が人の絵を描いたことを連絡帳で教えた。
その返事として、書かれてきた文面。

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人の絵を描けるようになったのは、すごい成長だと思います。
「今度、先生の絵も描いてくれる?」と聞いたら、「いいよ!」「やくそく!」と言ってくれました。
楽しみです!

午睡の時、明日の郡山行きのことを話すと、「おやつを食べて、下(玄関前のホールのこと)に並んで座って、お母さん、むかえに来て、あした、郡山行く!」と繰り返し言っていました。
以前だと、「今」とか「今度」「あした」などの区別がつけられなくて、「今(すぐに)行くー!」と言っていたのに・・・と懐かしく思いました。
しかも、○○をして、△△をして、××をする、と順序立てて話すようになったんですものね。
感心してしまいました。

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人の絵、というのは、子どもの発達状態を知るための判断材料にされるのだ。
まず、何が描いてあるか分からないような殴り書きの時代があって、次に大きな顔に手足が生えたような「顔人間」の時代。やがて、そこに胴体がついて、そこから手足が出始めるのだが(まるでオタマジャクシのような言い方!?・・・笑)、それも、初めは手が頭からでていたり、首がなくて、頭に直接胴体がついていたりする時代を経て、やがて、ほんとうの人間らしい姿になっていくのだという。

昇平は、長い間、カービィの絵しか描かなかった。
それは、言ってみれば「顔人間」の絵。
だが、特定のキャラクターの絵に固執している、ということで、判断材料にならなかったし、カービィ以外の人物の絵を描かなかったことも問題だった。
お母さんやお父さんの絵を描きましょう、と言われても、やっぱりカービィ。
それを無理に矯正することはしなかったが、やはり、ひとつの問題点にはなっていたのだ。

例え、針金のような体と手足の「針金人間」でも、しっかり首や手足、胴体のある人の絵。
髪の毛もあるし、表情も出ている。
そして、針金の体にはちゃんと服も着せている。
やっぱり、これは昇平の中の「人の捉え方」の成長を表しているんだろうな、と感じている。

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ところで、昇平はほんとうに郡山行きを楽しみにしている。
郡山の、おじいちゃん、おばあちゃんの家では、NINNTENDO64のゲームで思いっきり遊びたいのだそうだ。
目的はそれなのかいな・・・・・・(苦笑)
でも、「誰と行くんだっけ?」と尋ねてみると、「お父さんと〜、お兄ちゃんと〜、お母さんと〜、しょへくん!!」ととても嬉しそうに答えてくれた。
家族揃って出かけられることも楽しみらしい。

実家でも、本物の昇平が久しぶりに見られると言うので、楽しみにしてくれているようだ。
さて、昇平はいつもの成長ぶりをちゃんと発揮してくれるかな?

[00/08/22(火) 05:47]

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