昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
こだわりの解消
◎8月30日の記録
リタリン 1回目 8:30 2回目 12:00頃
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昇平の生活には、いくつかのこだわりがあった。
・お出かけのときには「星のカービィ」の漫画を持っていく。
・保育園に行き帰りには、カーステレオでアニメのテープを聴く。
それも必ず「アンパンマン」の曲を最初から。
・保育園の給食のおかずは絶対に食べない。
・保育園の昼寝時には、1時まで待っていると絵本が読める。
・家では、食事の後に「ごほうび」と称してアイスがもらえる。
・排泄はトイレにしない。ウンチもおしっこもパンツにする。
このこだわりが、最近解消されつつあるような気がする。
「星のカービィ」の漫画は、だいぶ前から持ち歩かなくなっていた。
きっかけは、あまりにその本が散乱するものだから(何しろ全12巻)、まとめて籠に入れ、タンスの上に上げたこと。昇平に言われたら、欲しい巻だけ出してやるようにしていたのだが、たちまち「カービィ」の本そのものから離れて、別な本を幅広く読むようになってしまった。
アニメのテープは、とにかく「アンパンマン」を最初からかけてもらわないときがすまなかったのだが、運転中にそれを言われるのは危険なので(それに、面倒くさいので)「最初からでなくていいの!」と言っていたら、かかったところからでOKになってしまった。しかも、最近では、テープそのものをかけなくてもかまわないようになったらしい。
給食のおかずを食べるようになったことは、このコーナーで以前報告したとおり。
きっかけは弁当箱をおかず入れとご飯入れに別れているものに替えて、食べられそうなおかずだけ、おかず入れに入れてもらうようにしたことと、先生方の熱心な働きかけのおかげ。
昼寝のときは皆と同じように本を読まず、静かに寝ているように、保育園で指導が始まった。
どこかで区切りをつけないと、ますますこだわりが強くなって、本から離れにくくなるかもしれないから、とまき子先生。
こちらでも朝の登園時などに言い聞かせるようにした。本人に分かるような言葉を使って、根気よく。
すると、初めはいつもより30分くらい長く待っていられて、翌日には、経ち歩きは出たものの「ご本は?」と言わなくなり、さらに今日は、「本は?」と言うこともなく、経ち歩きもなく、どこに昇平がいるのか分からないくらい静かに昼寝時間を過ごしていたらしい。
食後の「ごほうび」は「デザート」と呼び方を改め、出来るだけアイスではなく、果物や、ちょっとした小さなキャンディーなどに替えるようにした。
「アイスばっかりじゃ良くないから、○○にしようね」と言うと、案外スムーズに納得してくれる。
少し前までは、「アイス! アイス!」と頑固に言い張っていたのに。
トイレに関しても、以前のように「行かない!」とは言わなくなった。
相変わらずおもらしは多いが、おしっこに関してはずいぶんガマンできるようになったし、保育園では自分から「おしっこ」と言ってトイレに行くことも多いらしい。
家でも、だんだん成功するかな〜・・・?(^_^;)
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こうしてみて感じるのは、こだわりがこちらの「説明」でわりと簡単に解消するようになってきていること。
言葉の理解が進んで、言われていることをスムーズに受け入れられるようになってきたのだろうか。
なんにしても、嬉しい変化だと思って、先生たちと見守っている。
[00/08/31(木) 06:04]